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2020.06.03

選手情報

ベキッチが男女プロテニスの統一に支持「賞金の面で平等になる」

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WTA選手会の役員を務める世界ランキング24位のドナ・ベキッチ(クロアチア)が、ATPとWTAの合併についてクロアチアメディアに語った。

ベキッチは、「それ(合併)については何度も話し合ったことがあるわ。今は良い方向に向かっているから将来的にはATPとWTAは一つになると思う。そうすることで賞金の面では平等になるでしょう」と、賞金の男女平等が実現できるとコメント。
しかし、それに対して「なぜ男子は5セットやっているのに同じ賞金なんだ?」と考える人がいることも事実だ。その意見にベキッチは、「誰も5セットを見たいとは思わないわ(笑)」と反論。「でも、ウィンブルドン決勝でフェデラーとナダルの試合ならば、5セット見ても何も思わないの。つまり、男子は本当に面白くなり始める準々決勝までは5セットマッチをすべきではないと思うの」と、観戦者側からの私見を述べた。
さらに、「去年のUSオープン1回戦が3試合目に組まれていたんだけど、試合を始めたのが夜の9時45分よ。長い5セットマッチが2試合あったから、待ちくたびれて気が狂いそうになったわ」と、選手への弊害もあることを明らかにした。

新型コロナウイルスの影響でツアーが中断されている中、ロジャー・フェデラー(スイス)が、男女プロテニスの合併について「今こそ一つになるときだ」と発言。これに、WTA創設者の一人であるビリー・ジーン・キング氏やATP会長のアンドレア・ガウデンツィ氏、その他のトップ選手が賛同している。
果たして、男女のプロテニスの統一は実現するのだろうか。

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写真=田沼武男 Photos by Takeo Tanuma