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2021.01.24

大会情報

全豪主催者が“72名の選手のために”新設大会を含めてスケジュール変更

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WTA500イベントが新設
ドローサイズ縮小で3大会開催に

1月24日、全豪オープンを主催するテニス・オーストラリア(協会)は、「AOリードイン・スケジュール」の変更を発表した。

これは、オーストラリア・メルボルンに来るためにチャーター機に搭乗し、同乗者に新型コロナウイルス陽性者が発生したために、14日間、ホテルから出られなくなった72名のプレーヤーの救済を目的に変更されたもの。変更点として、WTA500の新大会(2月3日〜グランピアンズ・トロフィー)が新たに加わっている。またWTA500大会を3大会開催するために、各大会のドロー数は減らすこと、ATPカップは24時間ディレイで開催することになることも発表となっている。

トーナメント・ディレクターのクレイグ・タイリー氏は、「ハードロックダウンは、アスリートにとって特に困難な時間となっています。私たちはATP、WTAと共にできる限りのことをしたいと思っています。リードイン・イベントの変更は、72人のプレーヤーが少しでも準備できるように、作られました。練習セッション、ジム、アイスバスなどにも優先順位を付ける予定です」とコメントを発表している。錦織圭をはじめとするATPの選手に対しては、新設大会はないものの、練習などを優先してできるようにするようだ。

[写真]錦織圭ら隔離措置の選手たちにとって優遇措置はありがたいはず

また、WTAのCEOスティーブ・サイモンからは、「3つのWTA500イベントによって、競技に戻る準備に集中できるようになるでしょう。テニス・オーストラリア、ATPによるコラボレーションの精神に感謝します」というコメントが発表となっている。


【AOリードイン・スケジュール(メルボルンサマーシリーズ)】
[1月31日〜2月6日]
WTA500:グリップスランド・トロフィー
WTA500:ヤラバレー・クラシック
[2月1日〜2月7日]
ATP250:グレート・オーシャン・ロード・オープン
ATP250:マレー・リバー・オープン
[2月2日〜2月6日]
ATPカップ
[2月3日〜2月6日]
★新設★WTA500:グランピアンズ・トロフィー
ビクトリアン・ホイールチェア・オープン
[2月8日〜2月21日]
全豪オープン
[2月8日〜2月11日]
メルボルン・ホイールチェア・オープン
[2月13日〜2月19日]
WTA250:フィリップ・アイランド・トロフィー
[2月22日〜2月27日]
WTA500:アデレード国際

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Photo by Takeo Tanuma