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2021.07.20

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チチパス、オンコート・コーチングの解禁を求める。キリオスは「ひどいアイディア」と批判

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チチパスの要求にキリオスが反論「テニスの素晴らしさは一人でプレーすること」

7月18日、ステファノス・チチパス(ギリシャ/世界ランク4位)が、自身のツイッターでオンコート・コーチングを認めるべきだと投稿。このチチパスの意見に対し、ニック・キリオス(オーストラリア/同56位)は「ひどいアイディア」だと反応した。

【SNS】オンコート・コーチング解禁を要求するチチパス

チチパスは、自身のツイッターでグランドスラムやATPツアーでは認められていないオンコート・コーチングについて、「すべてのポイントでコーチングを受けることをテニスで認められるべき。スポーツはそれを受け入れる必要がある。僕たちは、プレー中にコーチングを使わない唯一のスポーツ。それを可能にしてくれ。大きな一歩を踏み出す時が来たんだ」と投稿。コーチの大多数が、ルールがあるにもかかわらず実際にコーチングを行っていることや、そのほとんどが罰則を取られていないことを述べた。

これに対し、“ひどいアイディア”と異議を唱えたのがキリオス。チチパスの意見に反応したATPの公式ストリーミングサービス「Tennis TV」のインスタグラムに対し、「いつもは彼のアイディアを気にしないけど、これはひどい」とし、「テニスの素晴らしさは一人でプレーすることだ。コーチをつけないことを選ぶ人もいるし、つける余裕がない人だっている。テニスコートでは同じ土俵に立つことができ、それがこのスポーツの素晴らしさだと思う」とコメント。

チチパスも「言いたいことはわかるが、コーチの多くがルールがあるにもかかわらず、実際にコーチングをしている。なぜ話をしたり、アドバイスをする必要性があると感じているコーチに、罰則やペナルティルールが必要なのだろうか?」と返信したが、キリオスは「君には勝ってほしいと思っている。でも、だからと言ってコーチングを受けることが正しいとは言えない。僕とステフ(チチパス)の意見は違うね」と綴った。

自身やセリーナ・ウイリアムズ(アメリカ/女子世界ランク16位)のコーチを務めるパトリック・ムラトグルー氏もオンコート・コーチングを認めるよう求めており、チチパスはそれに続く形となった。

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写真=田沼武男 Photos by Takeo Tanuma