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2022.08.30

選手情報

前年王者メドベデフが世界111位にストレートで快勝「第3セットは最高の出来だった」 [USオープン]

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尻上がりに調子を上げたメドベデフが、地元アメリカのコズロフに快勝

現地8月29日、USオープン男子シングルス1回戦が行われ、前年王者で第1シードのダニール・メドベデフ(世界ランク1位)がステファン・コズロフ(アメリカ/同111位)と対戦。試合開始直後に不安を見せたものの、すぐに立て直して6-2、6-4、6-0とストレートで勝利し、連覇に向けて好発進した。

【動画】「第3セットは最高の出来だった」前年王者メドベデフvs.コズロフハイライトを見る

センターコート、アーサー・アッシュ・スタジアムのオープニングマッチ。コズロフは遅めのスライスサーブにサーブ&ボレー、ライジングショットにドロップショットでの返球など、さまざまな変化でメドベデフを攪乱しようとする。第1ゲームをキープし、第3ゲームでも3度ゲームポイントを握ったコズロフだったが、メドベデフがあと1本を許さない。徐々に厳しいボールを放っていくと、ブレークに成功する。

続くゲーム、メドベデフはポイントを取りに行こうというショットでミスが続き、ブレークバックを許す。これで目が覚めたか、ここからメドベデフのギアがアップ。より攻撃的なショットが増えると第5、第7ゲームとブレークに成功して5-2とすると、続くサービスゲームをラブゲームでキープしてセットを先取する。

第2セット、コズロフは集中し直して速いテンポのテニスを展開。地元ファンからの声援を受けてキープを続けていく。第7ゲームでブレークを許したものの、続くゲームで強気のテニスを展開すると、この日2度目のブレークに成功。4-4とイーブンに戻したものの、良いプレーが続かない。第9ゲームでメドベデフがラブゲームでブレークに成功すると、6-3で第2セットも奪取する。

気温29度、熱気がこもりやすいスタジアムでの試合とあって、共に汗をぬぐいながらのプレーとなったが、第3セットに入ると、コズロフに疲れが見えるように。逆に、第2セットまでの移動距離が約2,287mとコズロフ(約2,028m)よりも走っているメドベデフは運動量が落ちない。

コズロフに対してウィナーを重ねて3度のブレークに成功すると、サービスゲームでは、2ポイントしか与えずにキープして6-0。セットを追うごとに調子を上げたメドベデフがストレート勝利を果たし、連覇に向けて好スタートを決めた。

試合後の記者会見で「ジュニア時代から知っているタフな相手に対して、正しいリズムを見つけられて良かった。サーブもショットも悪くなかったと思うし、第3セットは最高の出来だった。(前年覇者という)プレッシャーは少しあるけれど、正直あまり感じていないんだ。それよりも良いプレーをしたいと思っている。この大会ではいつも良いプレーができているので、自信にもなっている。続けていきたいね」と語ったメドベデフ。続く2回戦では、初戦でクエンティン・アリス(同76位)とのフランス対決に勝利したアーサー・リンデルクネシュ(単58位)と初対戦を迎える。



■USオープン2022
・大会日程/2022年8月29日(月)〜9月11日(日)
・開催地/USTAビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニス・センター(時差13時間)
・賞金総額/6,010万ドル(81億7,390万円)
・男女シングルス優勝賞金/260万ドル(3億5,360万円)
・サーフェス/ハードコート(レイコールド)

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