2023.06.26

20歳アルカラスが世界1位に返り咲く! ウィンブルドンへ最高の弾み「今は自信がある」

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Photo by Getty Images

アルカラス、3度目の芝大会で初タイトル! ウィンブルドンに自身

現地6月25日、「シンチ選手権」シングルス決勝が行われ、第1シードのカルロス・アルカラス（スペイン／世界ランク2位）が第7シードのアレックス・デミノー（オーストラリア／同18位）を6-4、6-4で下して、今季ツアー5勝目。7月3日から開催されるウィンブルドンへ弾みをつけた。

【動画】アルカラスとデミノーがネット際で激しい攻防! 素早い反応を見せる

全仏オープン準決勝のノバク・ジョコビッチ（セルビア／同1位）戦で右足の痙攣で悔しい敗戦を喫したアルカラス。昨年のウィンブルドン以来となる芝コートでの試合となった今大会は、初戦のアーサー・リンデルクネシュ（フランス／同83位）戦ではフルセットでの戦いで辛くも勝利したものの、2回戦以降はトップ50を相手にストレート勝利で決勝まで駒を進めた。

この日の試合もフォアハンドでの攻撃を軸に、積極的にネットプレーを見せたアルカラス。ピンチを迎えても、焦ることなくサーブでデミノーを押し込んでリードを許さない。各セット1度ずつブレークに成功し、ストレートで今季ツアー5勝目を挙げた。また、この優勝で26日に更新されるランキングで世界1位に返り咲くこととなる。

プロ転向以来、芝コートの大会を3度目にして早くもタイトルを獲得したアルカラスは、まだ経験を積まなければいけないとしながらも、「正直、ウィンブルドンに向けて今は自信がある。今週はハイレベルなプレーができたしね。だから、僕は優勝する候補の一人だと思っている。素晴らしい選手を倒し、あのレベルのプレーができたんだからウィンブルドンで優勝する可能性のある選手の一人だろう」と、最も美しくいつか優勝したいというウィンブルドンへ自信をのぞかせる。

アルカラスはウィンブルドンまでこのままロンドンに滞在。ロンドンの街を楽しみ、ゴルフなどをしてリラックスして心身ともに充実させる。「少しがっかりした」と悔しさの残った全仏オープンから一転、最高の形でウィンブルドンに臨めそうだ。

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