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2023.12.08

選手情報

元世界1位のナダル、「最後の年になる可能性はある」と来季の引退示唆も「期限を設ける必要はない」

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ナダル、引退は「半年か1年の可能性もあるし、どちらでもないかもしれない」


グランドスラム男子歴代2位の22勝を挙げている元世界ランク1位のラファエル・ナダル(スペイン/世界ランク664位)は、7日に自身のSNSに動画を投稿。来季で現役を終えることについて「多くの可能性がある」とした。

【動画】ナダル、引退は「半年か1年の可能性もあるし、どちらでもないかもしれない」

今年1月の全豪オープン2回戦で股関節を痛めた37歳のナダルは、5月に長期休養を発表すると翌月には手術を行った。それにより2004年から出場を続け、史上最多14度のタイトルを獲得している全仏オープンを欠場。2024年が自身最後のシーズンになる可能性が高いとしていた。

そして今月1日には、12月31日にスタートする来季の開幕戦「ブリスベン国際」(オーストラリア・ブリスベン/ATP250)で約1年ぶりにツアー復帰を果たすと発表され、全豪オープンもプロテクトランキング9位を使用してエントリーしている。

現役最後のシーズンになるかもしれないことについて、ナダルは7日にSNSに動画を投稿。「間違いなく(現役)最後の年になる可能性はある。それが半年か1年の可能性もあるし、どちらでもないかもしれない。こればかりは今の僕には答えられない」と、やはり引退の可能性も多くあると認めた。

だが、そう述べるにも訳がある。「結局のところ、何が起こるかわからないし、一つでも言うとそれに縛られかねないから発表したくない。僕は競技に復帰するために多くの努力をしてきたし、突然の出来事や体調の変化でプレーを続け、仕事を楽しんでいるのならば期限を設ける必要はない」とし、身体が持ちこたえて良いプレーができるのであれば、自身の最後を前もって決める必要はないとした。

これまでの20年以上のキャリアの中で何度も怪我をし、その度に強くなってコートに戻ってきたナダル。今度の復帰ではどのようなプレーを見せてくれるのか期待したい。

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写真=田沼武男 Photos by Takeo Tanuma