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2024.04.25

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ナダル、母国大会でのラストダンスに「ここは特別」。全仏出場は「今の状態ならプレーしない」[マドリード・オープン]

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Photo by Getty Images

ナダル、全仏欠場でも「僕のキャリアが終わるわけではない」


元世界ランク1位で今季限りでの引退を示唆しているラファエル・ナダル(スペイン/世界ランク512位)が、4月24日に「ムチュア・マドリード・オープン」(スペイン・マドリード/ATPマスターズ1000)シングルス1回戦を前に記者会見に登場。今のコンディションでは全仏オープンのコートに立つことはないとした。

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22度のグランドスラムチャンピオンで今年6月に38歳となるナダルは、昨年から2024年シーズンがキャリア最後の年になると示唆してきた。

だが、1月のATP250ブリスベンを戦うと、再び休養。最多12度制した「バルセロナ・オープン・バンコ・サバデル」(スペイン・バルセロナ/ATP500)で3ヵ月ぶりにツアーに戻ってきたばかりで、今季はわずか5試合しかプレーしていない。

そして、この日行われた会見では「今の状態でパリに着いたらプレーしない。ローラン・ギャロスに出場できるようであればプレーするし、そうでないならやらない。それで世界が終わるわけでも、僕のキャリアが終わるわけでもない。オリンピックなどもあるし、全仏後の目標がある」とコメント。ナダルは5連覇を含む14度制した全仏オープンの象徴。その出場は自身のコンディション次第だとした。

また、「僕は負けず嫌いだから、自分のベストを尽くせずにプレーすることができない。バルセロナで幸せだったかと聞かれたら、『幸せではなかった』と答える」とも述べ、その中で出場を決断した今大会への思いを語る。

「まだ100%のプレーができるとは思っていないけど、明日プレーする準備はできている。ここマドリードで最後にプレーすることは僕にとって重要なことなんだ」

「キャリアを通して彼らが僕に与えてくれたものを知っているし、明日も同じだと確信している。信じられないほどサポートしてくれ、愛されていると感じる。この大会は20回ほど出場している。優勝したことや2セットダウンからの逆転勝利(2005年大会/I.リュビチッチに3-6,2-6,6-3,6-4,7-6[3]で勝利)はファンなしに考えられない。ここは特別。それを味わうのが楽しみだ」と母国スペインのファンの前でプレーして別れを告げようとしている。ファンの愛を全身で受け止め、マドリードでのラストダンスを待ちわびた。

初戦で昨年の全仏オープンとウィンブルドンのジュニア部門でベスト4に入っているワイルドカード(主催者推薦)の16歳、ダーウィン・ブランチ(アメリカ/同1028位)と対戦する。

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