close

2024.05.15

選手情報

前年覇者のメドベデフ、世界16位ポールに完敗で8強ならず「集中し始めたのが遅すぎた」[イタリア国際]

  • 著者をフォローする
  • 記事を保存

SHARE

  • 著者をフォローする
  • 記事を保存

Photo by Getty Images

メドベデフ、3戦負けなしのポールに初勝利を献上。8強入りならず


現地5月14日、男子ツアー「BNLイタリア国際」(イタリア・ローマ/ATPマスターズ1000)シングルス4回戦が行われ、前年覇者で第2シードのダニール・メドベデフ(世界ランク4位)は、第14シードのトミー・ポール(アメリカ/同16位)に1-6、4-6と完敗。「集中し始めたのが遅すぎた」と語った。

【動画】メドベデフ、世界16位ポールに完敗喫し8強入りならず マッチハイライト

自身初の連覇を狙った28歳のメドベデフは、3回戦で予選から勝ち上がってきたハマド・メジェドビッチ(セルビア/同121位)を2時間50分の激闘の末に7-6(5)、2-6、7-5で破り、4回戦に進出。過去3戦負けなしのポールとの対戦を迎えた。

第1ゲームでブレークし幸先の良いスタートを切ったメドベデフだが、直後にブレークバックされると、ポールの隙のないプレーに6ゲームを連取された。第2セットでも2-0とリードを奪ったメドベデフだが、ポールに4ゲーム連取を許して再びビハインドに。食らいついたものの、1ブレークが遠く、4-6と試合時間1時間13分で敗れ、ポールに初勝利を献上した。

試合後にメドベデフは、「精神的にもっと良くならなければならなかった。落ち着いて試合に集中し始めたのが試合の終盤で遅すぎた」とコメント。今大会ここまでセンターコートでしか試合をしていなかったが、この日はグランドスタンド・アリーナでプレー。戦ってきたコートやコンディションが異なったことで集中力を欠いたと述べた。

メドベデフにとってクレーコートでのプレーは好まず、かつては試合中に「こんなサーフェスでプレーしたくない」と言ったこともある。だが、昨年はこのイタリア・ローマでクレーコート初のタイトルを獲得し、今年は敗れたものの4回戦まで進んだ。

「僕はすぐにハードコートで慣れる能力があるが、クレーコートではもっと時間が必要」とまだまだ伸びしろがあるとし、「今抱えている大きな問題は、コートで感じることに慣れること。それは時間が経つにつれて前よりも良くなっている」と着実に試合を重ねて、その苦手を払しょくしつつあるとした。

そして、「今年もクレーコートでの大会が1つ、いや2つある。どちらもかなり重要で、同じ会場だ。そこでいいプレーができるように頑張るよ」と、同一会場で行われる全仏オープンとパリ五輪で素晴らしいプレーできることを期待した。

無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。

無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。

いますぐ登録