close

2024.07.14

選手情報

世界32位クレイチコワ、フルセットマッチを制して2021年全仏以来のグランドスラム制覇! 全仏準Vのパオリーニはタイトル獲得ならず[ウィンブルドン]

  • 著者をフォローする
  • 記事を保存

SHARE

  • 著者をフォローする
  • 記事を保存

クレイチコワがウィンブルドン新女王に。パオリーニを下してウィンブルドン初制覇


現地7月13日、「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン)女子シングルス決勝が行われ、第31シードのバルボラ・クレイチコワ(チェコ/世界ランク32位)が、第7シードのジャスミン・パオリーニ(イタリア/同7位)を6-2、2-6、6-4のフルセットで下して、2021年全仏オープン以来のグランドスラム2勝目を挙げた。

【動画】クレイチコワが3年ぶり2度目のグランドスラム制覇! マッチハイライト

28歳のクレイチコワは、初戦でベロニカ・クデルメトワ(同38位)との3時間14分にも及ぶ激闘を制すと、その後も接戦をものにしてウィンブルドン初の4強入り。準決勝では、2022年大会のチャンピオンであるエレナ・リバキナ(カザフスタン/同4位)に逆転勝ちし、グランドスラム初優勝を果たした2021年の全仏オープン以来のグランドスラムタイトルを狙った。

対するは6月の全仏オープンで準優勝し、トップ10入りを果たした遅咲きの28歳、パオリーニ。両者、2018年の全豪オープン予選1回戦で対戦しており、6-2、6-1でクレイチコワが勝利。今回が6年半ぶりの対戦となる。

試合は、互いにクレーコートの全仏オープンで好成績を残しているだけに、スピンの効いたストロークで攻めていく。クレイチコワはコート深くへのストロークでパオリーニのミスを誘う。第1ゲームでブレークし試合の主導権を握ったクレイチコワが、第5ゲームでリードを広げて、6-2で第1セットを先取した。

準決勝では1セットダウンから気持ちを前面に出して逆転勝ちを収めたパオリーニ。第2セット開始から鋭いショットを放って、第2ゲームでこの日最初のブレークに成功し、クレイチコワの流れをストップ。第1セットにあったミスも減り、第8ゲームもブレークして6-2でセットを奪い返した。

泣いても笑っても今大会最後のセット、観客の後押しも受けてリズムはパオリーニあったが、クレイチコワも粘りのプレーで一歩も譲らない。1ゲーム、1ポイントが重くのしかかる中、第7ゲームではクレイチコワがフォアハンドの強打でチャンスを握ると、パオリーニが痛恨のダブルフォールト。大きなリードを奪ったクレイチコワは、サービング・フォー・ザ・チャンピオンシップとなった第10ゲームで硬さが見られ、ピンチを迎えたがこれをしのいで6-4。自身2度目のグランドスラム制覇を成し遂げた。

無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。

無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。

いますぐ登録