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2024.08.02

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アルカラス、世界19位にわずか2ゲームしか失わず圧倒!ナダル以来の金メダルに王手[パリ五輪]

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Photo by Getty Images

アルカラス、5試合連続ストレート勝ちで金メダルに王手


現地8月2日、「パリ五輪」テニス競技の男子シングルス準決勝が行われ、第2シードのカルロス・アルカラス(スペイン/世界ランク3位)は、第13シードのフィリックス・オジェ・アリアシム(カナダ/同19位)を6-1、6-1で下し、金メダルに王手をかけた。

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21歳のアルカラスは今季、全仏オープンとウィンブルドンの2つのグランドスラムを制すなど3つのタイトルを獲得と好調。初めてのオリンピックとなった今大会は、1回戦でハディ・ハビブ(レバノン/同274位)、2回戦でタロン・フリークスポール(オランダ/同28位)、3回戦でロマン・サフィウリン(同66位)をいずれもストレートで撃破すると、準々決勝では第9シードのトミー・ポール(アメリカ/同13位)にも6-3、7-6(7)で勝利。セットを落とすことなく、ベスト4入りを決めていた。

この日の対戦相手となったオジェ・アリアシムは、3回戦で第4シードのダニール・メドベデフ(同5位)を下すと、準々決勝では第6シードのキャスパー・ルード(ノルウェー/同9位)との2時間47分にわたる激しい打ち合いを制して準決勝に進んでいる。

両者は6度対戦し、五分の戦いを見せているものの、直近ではアルカラスが3連勝中。オジェ・アリアシムはセットすら奪えていない。

その相手に対してアルカラスは、試合序盤から鋭いストローク、ドロップショットでオジェ・アリアシムを苦しめ、試合の主導権を握る。チャンスを確実に生かし、0-1から6ゲームを連取して第1セットを奪った。

第2セットでも堅い守備でオジェ・アリアシムに付け入る隙を与えず、相手のミスを引き出すアルカラス。オジェ・アリアシムのダブルフォールトで第4ゲームでリードを奪うと、第6ゲームで2度目のブレークに成功。アルカラスは、試合を通してブレークポイントを握らせずにストレート勝ちを収めた。

2008年北京五輪でのラファエル・ナダル以来、男子シングルスでスペイン勢4人目の決勝進出者となったアルカラス。決勝で第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア/同2位)と第11シードのロレンツォ・ムゼッティ(イタリア/同16位)の勝者と対戦する。

もし、金メダル獲得となれば、1924年パリ五輪でのビンセント・リチャーズ(アメリカ/21歳123日)の記録を更新し、21歳91日と史上最年少での偉業を成し遂げることとなる。

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