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2026.03.30

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シナーが「サンシャイン・ダブル」達成、マイアミOPで失セット0の完全優勝「今週は特にサーブが良かった」

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Photo by Getty Images

シナー、歴史的快挙と盤石の試合運び


男子ツアー「マイアミ・オープン」(アメリカ・マイアミ/ATPマスターズ1000)のシングルス決勝が現地3月29日に行われ、第1シードのヤニック・シナー(イタリア/世界ランク2位)が、第21シードのイジー・レヘチカ(チェコ/同22位)を6-4, 6-4で下した。シナーは大会を通じて1セットも落とさない完全優勝を果たし、ツアー通算26度目のタイトルを獲得。前週のインディアンウェルズに続く優勝で、同一シーズンに両大会を制する「サンシャイン・ダブル」を達成した。

【動画】シナー、フェデラー以来の「サンシャイン・ダブル」を達成!決勝ハイライト

シナーの「サンシャイン・ダブル」達成は、2017年のロジャー・フェデラー(スイス)以来の快挙となる。また、両大会を通じて1セットも落とさずにこの連勝記録を打ち立てたのは、史上初の記録となった。

試合は雨により開始が90分遅れたが、シナーは序盤から主導権を握った。今大会の決勝まで一度もサービスブレークを許していなかったレヘチカに対し、第1セットの第2サービスゲームで早くもブレークに成功。自身のサービスゲームでは第1セットでファーストサーブが入った際のポイント獲得率は100%を記録し、相手に付け入る隙を与えなかった。

第2セットでも、4-4で迎えたレヘチカのサービスゲームをシナーが奪い、1時間33分の熱戦に終止符を打った。シナーはこれでATPマスターズ1000レベルにおいて、昨年のパリ・マスターズから続く連続獲得セット数を「34」に伸ばしている。

コート上でのインタビューで、シナーは次のように喜びを語った。

「初めてのサンシャイン・ダブル達成は、自分にとって大きな意味がある。達成するのが非常に難しいことなので、勝てるとは思っていなかった。信じられない気持ちだ」

試合後の記者会見で、シナーは勝因の一つにサーブの改善を挙げた。「今週は特にサーブが良かった。肉体的に疲労があるとき、サーブでフリーポイントを得られるのは大きな助けになる」と分析。雨による重いコンディションについても、「ボールが沈みやすく打ち抜くのが大変だったが、どのサーブが最適かを理解しようと努めた」と冷静な対応を振り返った。

また、今後のクレーコート・シーズンについても言及。「クレーではサーブを全く違う方法で使う必要がある。ただフラットに打つだけではいけない。これから新しい章が始まるが、今のこの瞬間を楽しみたい」と語り、さらなる進化を見据えている。

この優勝により、シナーは最新の暫定ランキングで世界ランク1位のカルロス・アルカラス(スペイン/同1位)との差を1190ポイントまで縮めた。アルカラスは今シーズン、全豪オープンとATP500ドーハを制して16連勝を飾るなど好調を維持しているが、シナーの猛追により、今後のクレーコート・シーズンでの首位攻防戦はさらに激化することが予想される。

一方、惜しくも準優勝となったレヘチカは、自身初のマスターズ1000決勝進出という成果を挙げ、次週のランキングで自己最高の14位に浮上する見込みである。

【サンシャイン・ダブル達成者一覧】
ジム・クーリエ(1991年)
マイケル・チャン(1992年)
ピート・サンプラス(1994年)
マルセロ・リオス(1998年)
アンドレ・アガシ(2001年)
ロジャー・フェデラー(2005年、2006年、2017年)
ノバク・ジョコビッチ(2011年、2014年、2015年、2016年)
ヤニック・シナー(2026年)

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