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2026.04.13

選手情報

岡村恭香、運動量の修正で掴んだ1年3か月ぶりのITFタイトル。粘り強さという「土台」を再発見[富士薬品セイムスウィメンズカップ]

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©富士薬品セイムス ウィメンズカップ/真野博正

岡村恭香、「攻撃力を生かすための粘り」。初戦で掴んだ今大会のテーマを貫く


ITF女子ツアー下部大会「富士薬品セイムスウィメンズカップ」(大阪・モリタテニスセンター靭/ITF W35)は4月12日、大会最終日を迎え、シングルス決勝が行われた。第7シードの岡村恭香(橋本総業ホールディングス)が第2シードのヒナ・イノウエ(アメリカ)を6-4, 6-4のストレートで破り、ITFタイトルを獲得した。

【画像】「富士薬品セイムスウィメンズカップ」シングルス&ダブルス組み合わせ表

準決勝で第1シードの伊藤あおい(SBCメディカルグループ)を4-6, 6-3, 7-5の逆転で下した岡村。決勝では序盤から主導権を握った。

第1セット、岡村は第1ゲームでブレークに成功。リターンゲームでプレッシャーをかけ続け、ミスを恐れず前を向く姿勢を貫き、6-4で先取する。

第2セットは立ち上がりにミスが重なり、0-3とリードを許す展開となった。しかし、岡村に焦りはなかった。「自分の運動量が落ちたからだと思った。そこを修正できれば大丈夫だと思っていた」と振り返る通り、すぐさま立て直すとパワフルなショットが復活。一気に5ゲームを連取する猛攻を見せ、最後はリードを守り切って6-4で勝利を決めた。

今回の優勝は、2025年1月のW75ノンタブリー以来、約1年3か月ぶりのITFタイトルとなる。岡村は試合後、自身のプレーの変遷と今大会の収穫を語った。

「ちゃんとやることをやったら、優勝という結果は出るんだな、というのが素直な気持ち。前回(ノンタブリー)は棄権勝ちもありラッキーな部分もあったが、今回は1週間通して自分のプレーの質を落とさず、粘り強く戦い抜けた」

今大会のテーマとなった「粘り強さ」は、初戦の戦いを通じて再確認したものだという。自身の武器である攻撃力を生かすためには、その前提となる「確固たる土台」が必要であると、あらためて定義した。

「今までは攻撃力に頼っていた部分があった。でも、堅実なプレー、粘り強いストロークという土台があってこそ、パワーショットは生かされる。初戦を終えて自分のプレーを見返したとき、早くポイントが欲しくて自滅している場面が多かった。2回戦以降は、プレーの波を少なくすることを強く意識した」

第2セットで0-3とされた場面でも、前日の準決勝での経験を糧に「1ブレーク差なら戻せる」と冷静に分析。運動量を引き上げることで、テーマである粘り強さを体現し、勝利を引き寄せた。

岡村はこの後、宮崎、安藤証券オープン、岐阜の大会へと転戦を予定している。「大会のグレードや会場、相手が変わっても、自分のやるべきことは変わらない。目の前の1ポイント1ポイントにベストを尽くすことをコツコツやっていきたい」。1週間の激闘を通じて手にした「粘り強い土台」という武器を手に、岡村は次なる戦いへと向かう。

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