close

2026.05.01

選手情報

錦織圭が今季限りでの現役引退を発表「やり切ったと胸を張って言える」。元世界4位、全米準優勝、五輪銅メダルなど日本テニス界の象徴がプロ生活に幕

  • 著者をフォローする
  • 記事を保存

SHARE

  • 著者をフォローする
  • 記事を保存

Photo by Getty Images

錦織圭 度重なる怪我との闘い。「テニスが好きだ」という思いが支えた現役生活


元世界ランク4位で、2014年の全米オープン準優勝者である錦織圭(ユニクロ)が5月1日、自身のSNSで今季限りでの引退を発表した。

【画像】錦織圭 自身のSNSで今季限りでの引退を発表「一瞬一瞬を大切に、最後まで戦い抜きます」

「皆さまにご報告があります」と綴られた日本語と英語の画像をアップした錦織は、「このたび、今シーズンをもって現役を引退する決断をいたしました。小さい頃からテニスに夢中になり、『世界で戦いたい』という思いだけを胸に走り続けてきました。その中でトップの舞台に立ち、トップ10という場所まで辿り着けたことは、自分にとって大きな誇りです」とファンに報告した。

続けて、「限界に挑み続ける日々の中で、勝利の喜びや敗戦の悔しさ、満員の会場で感じたあの特別な空気は、何にも代えがたいものでした。また、度重なる怪我との戦いの中で、思うようにプレーできないもどかしさや、不安に押しつぶされそうになったこともありました。それでも『テニスが好きだ』『もっと強くなれる』という思いが、何度でも自分をコートに戻してくれました。そのすべての過程が自分の人生を豊かにし、今の自分を作ってくれたと感じています」と、2007年のプロ転向から“勝利”を追い続けてきたテニス人生を振り返った。

男子テニス界では178cmと小柄な体格ながら、ツアー通算の勝利数は451勝、ツアー優勝回数は12度を数える。2014年の全米オープンでは、アジア人男子初のグランドスラム決勝進出を果たし準優勝。2016年リオデジャネイロ五輪では、日本勢96年ぶりのメダルとなる銅メダルを獲得した。

数々の偉業を成し遂げ、日本テニス界の象徴として戦い抜いた錦織は、「どんな時も応援してくださった皆さま、そして常にそばで支えてくれた家族に、心から感謝しています。正直に言えば、今でもコートに立ち続けたい気持ちはあります。それでも、これまでのすべてを振り返ったとき、『やり切った』と胸を張って言える自分がいます」と綴り、自らの歩みを誇った。

最後に、「テニスという競技に出会えたこと、この道を歩んでこられたことを、心から幸せに思います。残りの試合も、一瞬一瞬を大切に、最後まで戦い抜きます」と力強い言葉で締めくくった。

日本テニス界を文字通り牽引し、世界の頂点に最も近づいた男のラストラン。最後の大会は決まっておらず、残された試合数は多くないだろう。だが、我々が目に焼き付けるべき一打はまだ残されている。

無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。

無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。

いますぐ登録

タグ