close

2026.05.25

選手情報

ジョコビッチがビッグサーブに苦しむも全仏初戦を逆転勝利「39歳で3時間のタフな試合は医師の処方箋通り」、22年連続の2回戦進出を果たす[全仏オープン]

  • 著者をフォローする
  • 記事を保存

SHARE

  • 著者をフォローする
  • 記事を保存

Photo by Getty Images

ジョコビッチ 相手のビッグサーブに苦しむも、第2セット以降に盤石の逆転劇


「全仏オープン」(フランス・パリ)が5月24日に開幕。男子シングルス1回戦に、史上最多25度目のグランドスラム制覇を狙う第3シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア/世界ランク4位)が登場し、ジョバンニ・ムペシ・ペリカール(フランス/同83位)を5-7,7-5,6-1,6-4で下して初戦突破を果たした。

【動画】ジョコビッチ、地元フランス勢を逆転で下し「全仏オープン」初戦突破!1回戦ハイライト

22日に39歳の誕生日を迎えたジョコビッチは、全仏オープンに22年連続で出場となり、初出場の2005年から初戦敗退はなく、これまで3度のタイトル(2016、2021、2023)を獲得している。

今シーズンの調整遅れや怪我による実戦不足が懸念される中、ジョコビッチは大会前の記者会見で、5セットマッチを戦い抜くためのフィジカルとテニスの準備に全力を注いできたと言及。会見では「コート上で多くの時間を費やし、プレーと身体を完璧な状態に仕上げてきた。早くコートに立って試合を始めたい」と語り、実戦機会が少ない中でも、グランドスラムという大舞台に向けて着実に調子を上げていることを窺わせた。

さらに、大会2連覇をしていたカルロス・アルカラス(スペイン/同2位)の欠場というドローの変動に対しても、「自分が健全で新鮮さを維持できれば常に勝機はある」と揺るぎない自信を露わに。近年はグランドスラムを最優先に位置づけていることを強調し、アグレッシブなプレーへとシフトしている自身の戦術的進化を語るなど、再びパリの地で頂点を目指す強い覚悟を示した。

トップ選手だとしても波乱が起きやすいグランドスラム初戦の第1セット、ジョコビッチはミスが少なく安定したプレーを披露。一方のムペシ・ペリカールは持ち前のビッグサーブを活かして、互いにサービスキープを続ける締まった試合展開となる。その中、5-5の第11ゲームでムペシ・ペリカールに初めてのブレークポイントが訪れると、ジョコビッチの揺さぶりに対応してブレーク成功。次ゲームをきっちりキープして、ムペシ・ペリカールがセットを先取する。

だが、第2セット以降は、それまで相手を動かして疲れさせたジョコビッチがミスを誘発。我慢して戦っていた相手を崩して7-5でセットを奪い返すと、第3、第4セットも2度ずつブレークに成功して逆転で2回戦進出を決めた。

22年連続で初戦を突破したジョコビッチは、2回戦でバレンティン・ロワイエ(フランス/同74位)と対戦する。

試合後の記者会見でジョコビッチは、今大会でグランドスラムの出場数が史上最多の82回に達したことについて「その数字は意識していなかったが、素晴らしいことだ」と言及。その上で、初戦の戦いを次のように振り返った。

「精神的に非常にタフな試合だった。第1セットは重要局面で耐えきれなかったが、その後は相手のサーブを読み、予測を立てることができた。彼のサーブは精度と速度の面において、私のキャリアの中でもトップクラスに驚異的だった。率直に言って、ドローで彼と当たりたい選手は誰もいないだろう。フランスの観客が集まるローランギャロスのセンターコートで地元選手と戦うのは容易ではないが、39歳という年齢で3時間のタフな試合を戦えたことは、むしろ私にとって(状態を上げるために)医師の処方箋通りの完璧な展開だった」

怪我による実戦不足、とりわけクレーコートでの前哨戦が1試合のみという状況で本大会を迎えたことへの懸念についても、冷静な分析を示している。

「クレーの試合が1試合のみでローランギャロスに臨むというのは、決して理想的な戦略ではなかった。怪我という状況を受け入れるしかなかったが、パリに向けて最善の準備をしてきた。現時点で身体の状態に問題はない。ここから勝ち上がるにつれて、さらに自身のテニスを高いレベルへと仕上げていく」

無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。

無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。

いますぐ登録