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2026.05.26

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ワウリンカ 最後の全仏は初戦敗退、大歓声に感謝「これこそが長く続けてきた理由」[全仏オープン]

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Photo by Getty Images

ワウリンカ デヨングに競り負け、21度目のローラン・ギャロスに幕


5月25日、「全仏オープン」(フランス・パリ)男子シングルス1回戦が行われ、今シーズン限りでの引退を表明しているスタン・ワウリンカ(スイス/世界ランク113位)は、ラッキールーザーで本戦入りしたジェスパー・デヨング(オランダ/同106位)に3-6,6-3,3-6,4-6で敗れ、最後の全仏オープンを終えた。

【動画】ワウリンカ、最後の「全仏オープン」1回戦ハイライト&全仏でのベストポイント集

今シーズン限りでの引退を表明している41歳のワウリンカにとって、全仏オープンは5年連続21度目の出場。2015年大会では決勝でノバク・ジョコビッチ(セルビア)を破り、優勝している。

大会前の記者会見でワウリンカは、これが自身にとって最後のローラン・ギャロスになることについて「最後にもう一度ここでプレーする機会を得られて幸せだ。ここに戻ってくるのはいつでも特別なこと」と感慨を語っていた。

ワイルドカード(主催者推薦)に頼らず、自身のランキングで本戦ストレートインを果たしたことには「非常に満足している」と手応えを口にし、「ボールはうまく捉えられているし、全体的に満足している。年齢や身体の状態を考慮しても、まだ良いことができると感じている。私は最後まで戦い抜く人間だし、1回戦からビッグマッチを展開したい」と、最後の舞台へ並々ならぬ闘志を燃やしていた。

ひときわワウリンカへの声援が際立ったこの日の試合、1ブレーク差を追いつくことができずに第1セットを失ったものの、第2セットは豪快なショットを放って会場を沸かせる。セット終盤となった4-3で値千金のブレークに成功し6-3でセットを奪い返した。

しかし、ワウリンカの追い上げもここまで。第3セットを3-6で落とすと、第4セットも拮抗した戦いの中、4-4の第9ゲームでブレークを許すと、直後のチャンスを活かせず。そのまま4-6とセットカウント1-3で敗れた。

試合後に行われた記者会見で、ワウリンカはコート上で受けた大声援や、全仏オープンへの特別な思いを語った。

まず、コート・シモーヌ・マチューを包んだ大歓声について「素晴らしかった。期待以上、自分ができる以上のものだった。人々からこれほど多くのサポートと愛を受けながら終えられた。これこそが、自分がこれほど長く現役を続けてきた理由そのものだ」と感謝を口にした。

一方で、引退を控える身としての率直な葛藤も吐露した。

「自分がこれほど愛し、全人生を捧げてきたものに別れを告げるのは決して簡単なことではない。だから、ローラン・ギャロスを去るのは当然辛かったし、これからも辛いだろう」

それでも、最後まで自身を支え続けたフランスのファンへの思いは格別だったようだ。

「観客が私をサポートし、励まそうとしてくれている声を聞くと、家にいるように感じる。例外的な感情であり、だからこそ、41歳になってもまだプレーを続ける努力をした。これらの感情こそが最も真実のものであり、常に私の原動力となってきた」

最後に、25年間に及ぶプロキャリアを振り返り、「テニス選手として25年間プレーできたのは本当に幸運だった。情熱、努力、渇望があれば、子供の頃には夢にも思わなかったような数々の結果を出せるというメッセージを、常に発信しようとしてきた。テニス選手であるということは特別なことだ」と締めくくった。

最後のローラン・ギャロスを戦い終えた41歳のレジェンドは、満員の観衆からの拍手に包まれながら、名残惜しそうにコートを後にした。

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