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2026.05.30

選手情報

シフィオンテクが同胞撃破で8年連続16強入り!ナダルの元コーチを招聘し復調実感「判断を急ぎすぎなくなった」[全仏オープン]

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シフィオンテク、リネッテとのポーランド対決を制してベスト16


5月28日、「全仏オープン」(フランス・パリ)女子シングルス3回戦で、第3シードのイガ・シフィオンテク(ポーランド/世界ランク3位)が、マグダ・リネッテ(ポーランド/同73位)を6-4,6-4で破り、大会初出場の2019年から8年連続でベスト16入りを決めた。

【動画】シフィオンテクが同胞を撃破し8年連続ベスト16!3回戦ハイライト

24歳のシフィオンテクは、全仏オープンで2020年にグランドスラム初優勝し、2022年から2024年に3連覇。2年ぶりのタイトル奪取を狙う今大会は、1回戦で17歳のエマーソン・ジョーンズ(オーストラリア/同136位)を6-1,6-2で、2回戦でサラ・ベイレク(チェコ/同35位)を6-2,6-3で下している。

スコアではストレート勝ちが続いているものの、サーブ、ストロークの不安定さが垣間見られ、シフィオンテク自身も「何が起きたのかを確認する必要がある。練習で調整したい」と課題があるとしていた。

この日も立ち上がりでミスが重なりブレークを許したシフィオンテク。すぐさまラケットを振り切って力のあるショットで2ブレークしリードを奪う。復調したかと思われたストロークの精度がピリッとせず、リネッテに追いつかれてしまったものの、攻撃的なプレーでプレッシャーをかけ続ける。これが実を結び、4-4の第9ゲームで3度目となる貴重なブレークに成功。そのまま6-4で第1セットを先取した。

波に乗りたいシフィオンテクは、第2セット第1ゲームでリードを奪うと、第5ゲームも破って2ブレークアップ。粘るリネッテに1つブレークされたが、最後は前の試合で不調だったサーブですべてポイントを決めて、6-4とポーランド対決を制した。

初出場となった2019年大会から8年連続でベスト16入りを果たしたシフィオンテクは、4回戦で過去の直接対決で3戦負けていない第15シードのマルタ・コスチュク(ウクライナ/同15位)と対戦する。

試合後の会見でシフィオンテクは、「4回戦に進めて嬉しい。良い試合だった。3月のマイアミ(でのリネッテ戦)よりもずっと良いプレーができたので、フォアハンドのトップスピンとセカンドサーブを活かせた。試合内容には満足している」と、直近の対戦で敗れていた同胞のライバルを下した一戦を振り返った。
 
今シーズン序盤のハードコートでは判断に迷いが生じていたと明かしたシフィオンテクだが、元世界ランク1位のラファエル・ナダル(スペイン)を長年支えたコーチのフランシスコ・ロイグ氏をチームに迎えたことで徐々に復調。「最初の頃はフランシスコとその点(直感でのプレー)に重点を置いて取り組んだ。判断を急ぎすぎないようになったことで以前よりもずっと堅実になり、それが『次のボールを返し、さらにその次のボールを返せばいい』という自信に繋がっている」と、自身の内面的な進歩に手応えを示している。
 
次戦で激突する世界ランク15位のコスチュクは、マドリードやルーアンでタイトルを獲得し、今季クレーコート14連勝と非常に勢いに乗っている強敵だ。難敵との対戦に向けてシフィオンテクは、「マルタが素晴らしいシーズンを送っているのは確か。彼女は常に良いプレーをする力を持っている。しかし、私は自分自身に集中し、他のどの試合とも同じように戦術的な準備をして、どうなるか見てみる」と冷静に闘志を燃やした。

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写真=田沼武男 Photo by Takeo Tanuma