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2026.06.05

選手情報

世界114位フワリンスカ、予選から9連勝で全仏初の予選勝者ファイナリストに!「夢のよう」と涙の決勝進出[全仏オープン]

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世界114位の快進撃!激闘を制してアンドレーワとの頂上決戦へ


6月4日、「全仏オープン」(フランス・パリ)女子シングルス準決勝が行われ、予選勝者のマヤ・フワリンスカ(ポーランド/世界ランク114位)が、第25シードのディアナ・シュナイダー(同23位)を7-6(4), 6-4で破り、自身初となるグランドスラム決勝進出を果たした。

【動画】フワリンスカの快進撃は止まらず!全仏史上初の予選から決勝へ 準決勝ハイライト

24歳のフワリンスカは予選3試合を勝ち上がって本戦入りすると、本戦でも快進撃を続けて9連勝。全仏オープン史上初となる予選勝者からの女子シングルス決勝進出という快挙を成し遂げた。

また、全仏オープン本戦初出場で決勝進出を果たしたのは、1971年の イボンヌ・グーラゴング、1973年の クリス・エバート に続く史上3人目となった。

試合は立ち上がりから長いラリーが続く消耗戦となった。多彩なショットワークを武器とするフワリンスカと、前戦で世界1位の アリーナ・サバレンカ を破ったシュナイダーが激しく主導権を争う。第1セットは68分を超える熱戦となり、タイブレークでは2-4から5ポイントを連取。絶妙なロブウィナーなどで流れを引き寄せたフワリンスカが先取した。

第2セットでは両者ともにフィジカル面の苦しさを見せた。フワリンスカは左脚の治療を受け、シュナイダーも腰の違和感でメディカル・タイムアウトを取得。それでも4-4からフワリンスカが得意のドロップショットでブレークに成功すると、最後はフォアハンドをライン際に決めて2時間10分の激闘に終止符を打った。

勝利の瞬間、フワリンスカはコートに倒れ込み感情を爆発させた。

オンコートインタビューでは涙を浮かべながら、「正直、夢のような気分よ。何が起きているのか分からない。何と言えばいいのか…ただ本当にうれしいです」と喜びを語った。

試合後の記者会見では、「精神的にも肉体的にも本当に厳しい試合だった。特に第1セットは大きな戦いだった。お互いにすべてを出し切ったと思う。だからこそ、自分の努力を誇りに思うし、この勝利をとても幸せに感じている」と振り返った。

また、満員の観客から大声援を受けたことについては、「驚いたわ。本当に特別な瞬間よ。とても感謝している。今日の観客はたくさんのエネルギーを与えてくれたし、私を大いに助けてくれた」と語った。

今大会では世界トップ選手たちを次々と撃破。自身の成長について問われると、「自信は間違いなく高まった。これまで自分よりランキングの高い選手と戦う機会があまりなかった。今はそのチャンスを生かせていることがうれしい」とコメントした。

さらに、「今のランキングなら、これからはもっと大きな大会に出場できる。でも今はあと1試合に集中したい」と、決勝を見据えた。

フワリンスカは決勝で、第8シードの ミラ・アンドレーワ(同8位)と対戦する。両者はツアーレベルで初対戦となる。

「ここですでに9試合を戦っているので、もう隠し事はない。ミラの試合も少し見たが、素晴らしいプレーだった。グランドスラム決勝はまた大きな経験になる。必ずすべてを出し切る」と意気込んだ。

予選からスタートした世界114位のシンデレラストーリーは、ついにグランドスラム優勝まであと1勝に迫っている。決勝では、同じくグランドスラムで初の決勝となるアンドレーワとの対決に注目が集まる。

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写真=田沼武男 Photo by Takeo Tanuma