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2026.07.01

選手情報

シフィオンテクが薄氷の初戦突破で涙。前年覇者としての重圧とサーブの乱れを克服した「冷静さ」[ウィンブルドン]

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Photo by Getty Images

連覇を狙うシフィオンテクがタウンゼントとの死闘を制す。「緊張でサーブの質が落ちた」


「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン)の女子シングルス1回戦が現地6月30日に行われ、ディフェンディングチャンピオンで第3シードのイガ・シフィオンテク(ポーランド/世界ランク3位)が、テイラー・タウンゼント(アメリカ/同79位)を6-1, 2-6, 6-3で下し、2回戦進出を決めた。

【動画】連覇狙うシフィオンテクが薄氷の勝利で2回戦へ 1回戦ハイライト

第1セットは、シフィオンテクが5度のブレークポイントを凌いで主導権を握ると、パッシングショットの精度を上げて6ゲームを連取。6-1で先取する。

しかし第2セット、シフィオンテクはサーブのタイミングを崩して計3本のダブルフォールトを犯すなど失速。対するタウンゼントは、ウィンブルドン2024のダブルス覇者らしい積極的なネットラッシュで16本中13本のネットポイントを奪い、2-6でセットを取り返した。

迎えた最終セット、第1ゲームから9度のデュース、4度のブレークポイントが入り乱れる21分間の死闘となる。シフィオンテクはここで3本のダブルフォールトを犯しながらも、タウンゼントのバックハンドを集中的に突き、自身もネットに出てキープに成功。その後はブレーク合戦となったが、最後はシフィオンテクが抜群のドロップショットとパッシングショットで突き放し、最後はラブゲームでサービング・フォー・ザ・マッチを締めくくった。

グランドスラムの1回戦でセットを落としたのは、2019年大会以来のことである。試合直後、シフィオンテクがコート上でタオルに顔を埋めて涙を流した場面が印象的であった。

ディフェンディングチャンピオンとしてセンターコートのオープニングマッチを戦うことについて、シフィオンテクは「本当に感情的だった。昨年、私のテニスキャリアで最も素晴らしいことがここで起きたため、今日もそれを感じていた」と、特別な重圧があったことを明かしている。大会前は、前哨戦のWTA500バートホンブルグで思うようなリズムを作れていなかったことから、「期待値を低く設定していた。スムーズにはいかないと分かっていた」という心理状態でだったという。

その不安は、第2セットのサーブの乱れとして露呈する。タイミングを完全に失ったかのように見えたサーブについて、「全体的に、時々緊張してしまうことがあり、それを取り除くのは簡単ではない。サーブは最も複雑なモーションなので、少し狂いやすく、質が落ちてしまうことがある」と、技術と心理の両面が絡み合う難しさを認めている。

しかし、今シーズンのフルセットマッチで4勝8敗と苦戦が続いていたシフィオンテクは、最終セットで勝負強さを発揮した。「今年はいくつかのセットを少し手元から滑り落ちるように失うことがあり、それを受け入れるのが簡単ではないと感じていた。だが今日は、最終セットでそれを克服するための『冷静さ』があり、どうプレーすべきかも分かっていたので、そこに頼ることができた」と振り返る。

何が悪かったのかは少しわかっていると語り、次戦に向けて「こうした局面でもっと頭をクリアにし、リセットして、練習時や試合序盤のような質の高いサーブを打てるようにしたい」と前を向く。

2回戦では、2021年ファイナリストのカロリーナ・プリスコバ(チェコ/同73位)と対戦。過去の対戦成績はシフィオンテクの3勝0敗だが、芝コートでの対戦はこれが初となる。

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