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2026.07.28

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錦織圭が逆転勝ちで引退表明後の初戦白星!約2時間半の熱戦制して約1年2か月ぶりのツアー本戦勝利[ワシントンDCオープン]

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Photo by Getty Images

錦織圭 復帰初戦を白星で飾って約1年2か月ぶりにツアー2回戦へ


男子ツアー「ムバダラDCオープン」(アメリカ・ワシントンD.C./ATP500)シングルス1回戦が現地7月27日に行われ、ワイルドカード(主催者推薦)で出場の錦織圭(ユニクロ/世界ランク721位)は、シャン・ジュンチャン(中国/同270位)を6-7(3), 6-3, 6-4の逆転で破り、2回戦進出を果たした。約1年2か月ぶりにツアー本戦で勝利を挙げるとともに、5月の引退表明後の初戦を白星で飾った。

【動画】錦織圭の鮮やかなバックハンドのダウン・ザ・ライン&フォアハンドウィナー

5月1日に今季限りでの引退を表明した36歳の錦織。引退が近づいていることについて、錦織は今大会前の会見で「プレーできる試合数が残り僅かであることには奇妙な感覚を覚える。良いプレーをして最後を迎えたい」と語った。精神面に関しては「今のところは落ち着いてリラックスしているが、コートに立てば興奮や寂しさ、プレッシャーなど異なる感情が湧いてくると思う。目の前の一瞬一瞬を楽しみたい」と、限られた試合への心境を明かした。

怪我の状況については、過去1年ほど身体の状態、特に度重なる怪用に苦しめられていたとしつつ、「以前は4箇所ほどあった怪我が、現在は2箇所ほどに減った」と笑顔を見せ、ここ2か月間はハードなトレーニングと練習を積むことができていると明かした。実戦から遠ざかっていたものの、現在は良好なコンディションを保っているという。

初戦の相手であり、怪我で戦列を離れていた元世界47位で21歳のシャンについては、「この6週間で週に2〜3回、通算20回ほど練習をともにしており、お互いのプレーは知り尽くしている。友人との対戦は簡単ではないが、彼のフォアハンドや左利きのサーブは素晴らしく、健康を維持できればトップ10や20に入り得る選手だ」と高く評価。日頃から親交が深い間柄だからこそ、好勝負への期待を示した。

今大会は、錦織が2015年にツアー通算10度目のタイトルを手にしたゆかりの地。約3か月ぶりの実戦となった錦織は、落ち着いた立ち上がりを見せた。一球一球ボールの感触を確かめるように、強引なショットは打たず正確な配球でポイントを獲得していく。第3ゲームでは錦織の好リターンからブレークポイントを握るが、これを活かすことができずシャンがキープ。その後も錦織らしいバックハンドのダウン・ザ・ラインなども出たが、両者譲ることなく試合が進む。

セット終盤の第11ゲーム、錦織に5度のブレークポイントが訪れたものの、シャンの粘りの前にあと1本が遠い。このチャンスを逃すと錦織の動きが鈍くなり、ミスが増加。第12ゲームはかろうじてキープしたものの、タイブレークでは1度もミニブレークを奪えず、6-7(3)で第1セットを落とした。

主導権を握りながらセットを失った錦織は、体力的に苦しい中で第2セットを踏ん張り、サービスキープを続ける。すると第6ゲームで訪れたワンチャンスをものにし、プレーに躍動感が戻り始める。ミスこそあるものの要所を締め、6-3でセットを奪い返した。

最終セットも第1ゲームでブレークに成功し、最高のスタートを切る。余計な力が抜け、リラックスしたスイングから伸びのあるショットを放ち続けてシャンに追い上げを許さず、リードを保ったまま6-4と見事な逆転勝ちを収めた。

昨年5月のATP250ジュネーブ以来、約1年2か月ぶりにツアー本戦での勝利を手にした錦織は、2回戦で第8シードのアルトゥール・フィス(フランス/同22位)とラファエル・ホダル(スペイン/同24位)の勝者と対戦する。


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