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2026.09.25

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錦織圭、日本最後の公式戦へ「ボーナスみたいなもの」 悔いなきラストへ「自分のしたいテニスを」[木下グループジャパンオープン]

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錦織圭、日本で最後の公式戦「悔いなく終われるように」


今季限りで現役を引退することを表明している錦織圭(ユニクロ/世界ランク436位)が、「木下グループジャパンオープン」(東京・有明コロシアム/ATP500)の大会前記者会見に出席した。ワイルドカード(主催者推薦)で本戦に出場する錦織にとって、今大会は日本で最後となる公式戦。北米での戦いを終えた中で迎える最後の国内大会に向け、「自分のしたいテニスだったり、コート上で悔いなく終われるようにしたい」と率直な思いを語った。

今大会の本戦は9月30日から10月6日まで開催される。錦織はシングルス本戦へのワイルドカードが決定しており、9月28日、29日には有明コロシアムで公開練習も予定されている。

今年5月の引退発表以降、海外の大会に出場してきた錦織。全米オープンでも「熱い気持ち」を持ってプレーできたと振り返る一方、日本で最後の試合を迎えることには、また違った感覚があるという。

「正直悔いはないっちゃないですけど、悔いのないように最後、自分のしたいテニスだったり、コート上で悔いなく終われるようにしたいなと思います」

今大会を前にしたコンディションについては、「すごい良くもないですけど、できないわけではない」と説明。万全とは言えない状態ながらも、試合になればアドレナリンや気持ちで押し切れる部分があるとし、「そこら辺はそんなに心配はしてない」と話した。

錦織が引退を意識するようになったのは、3、4年前にも一度あったという。当時は度重なる怪我によって大会に出場できない状況が続き、いつテニスを終えるのか、その理由すら見つからない。練習やトレーニングを続ける中で、少しずつ気持ちや足が重くなっていく感覚が出てきた。

しかし、引退を決意した中で迎えた北米での大会では、再びテニスに対する熱い気持ちを取り戻すことができた。

「ある程度自分の中でいい試合もできてたし、っていうのが全米であった。出し切れたなとは思ったので、そういう終わり方ができてよかったなと思ってます」

そして、過去2度の優勝を誇るジャパンオープンからのワイルドカードが届いた。

「プラスアルファこのおまけで、プレゼントというような形で、今回ワイルドカードをもらえて、日本でやっぱり最後の試合ができるっていうのは、本当にボーナスみたいなものだと思って戦えるのは自分にとっては、すごくありがたい終わり方ができる」

引退を決めた錦織にとって、北米である程度の手応えを得た上で、もう一度、日本のファンの前でプレーする機会が与えられた。

どんな姿をファンの記憶に残したいかを問われると、錦織は「それはあんまりないですね」と答えた。自分がどのように見られるかよりも、自分自身が最後の時間を楽しめるかを重視している。その背景には、スポーツそのものへの思いがある。会見前日に、卓球やサッカーを見ていたという錦織は、そこでスポーツから勇気ややる気をもらったと話した。

「スポーツって他にはない、人に光を授けれるものだなと思った。それを最後自分が出来るのは嬉しい」

これまで数多くの観客を熱狂させてきた錦織が、最後に届けたいものに明確なイメージではない。自らがコートでテニスを楽しみ、その姿を通じて何かを感じてもらうこと。その時間こそが、最後のジャパンオープンで目指すものとなる。

ジャパンオープンでは2012年と2014年の2度優勝し、通算成績は24勝9敗を記録している。日本での最後の公式戦。その舞台に立てること自体を「ボーナス」と表現した錦織は、自分のテニスを最後まで楽しもうとしている。

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写真:Tennis Classic