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2026.09.25

選手情報

錦織圭、19年のプロ生活を総括「よく頑張った」 それでも残る悔い「四大大会とかマスターズ1000も取れてない」[木下グループジャパンオープン]

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錦織圭、キャリア振り返り「よく頑張った」も「満足はいってない」


今季限りで現役を引退する錦織圭(ユニクロ/世界ランク436位)が、「木下グループジャパンオープン」(東京・有明コロシアム/ATP500)の大会前記者会見に出席した。プロ19年目を迎えた自身のキャリアについて問われると、「よく頑張ったなとは思います」と振り返る一方、「満足はいってない」と率直な心境を明かした。

錦織は2014年の全米オープンで日本男子初のグランドスラム決勝進出を果たし、2015年には世界ランキング4位まで上昇。ATPツアーでは計12度のシングルス優勝を記録している。2026年5月には今季限りでの引退を表明した。

プロテニス選手としての19年間を振り返る中で、錦織はまず、自身が成し遂げてきたことへの実感を口にした。

「アジア人で上を目指す人がいない中、自分が最初にアジア人としてトップ10に入れたり、怪我も多い中でよく頑張ったなっていう気持ちもあります」

一方で、キャリアを振り返ったときに悔いがないわけではない。度重なる怪我によって長期間ツアーを離れたことについて、「これだけ怪我して、多分合計するともう何年もツアーでの期間を失ってる」と振り返る。

「それがなかったらなとかは思いますし、でもそれも自分なので受け止めるしかない」

怪我と戦いながら積み重ねた19年間だったからこそ、達成できなかったことへの思いも残っている。特に錦織がキャリアにおいて「一番悔いが残る」と語ったのは、グランドスラムやATPマスターズ1000のタイトルを獲得できなかったことだった。

「やっぱり四大大会とか、まあ(ATPマスターズ)1000も取れてないので、そこはやっぱり一番悔いが残るし、他の選手とかに比べて劣等感みたいな、煮え切らない部分も大きくあります」

2014年の全米オープンでは、4回戦でミロシュ・ラオニッチ(カナダ/当時世界6位)、準々決勝でスタン・ワウリンカ(スイス/当時世界4位)、準決勝でノバク・ジョコビッチ(セルビア/当時世界1位)と、3人のトップ10を撃破し決勝まで勝ち上がった。しかし、決勝ではマリン・チリッチ(クロアチア/当時世界16位)に敗れ、グランドスラム初優勝には届かなかった。

それでも、その大会は自身のキャリアの中で最も印象に残る出来事の一つだという。決勝では「かなり緊張して、もう体力もなくてボコボコにやられた」と振り返る一方、そこに至るまでの戦いには大きな誇りを持っている。

「特にトップ3、トップ4の選手とグランドスラムとか大きな舞台でいい試合ができたっていうことも誇りとしてある」

世界4位、グランドスラム決勝進出、ATPツアー12勝。日本男子テニスの歴史を大きく更新した実績を持つ一方で、けがによって失った時間や、届かなかったタイトルへの悔しさも残る。

キャリアへの評価を一言でまとめることは難しい。それでも、「なかなか満足はいってないですけど、自分のキャリアには。でもよく頑張ったなっていうのも本音であります」と、両方を含めて「自分のキャリア」だと受け止めている。今大会は、日本のファンの前で締めくくる舞台。最後に残された公式戦で、錦織がどのようなテニスを見せてくれるだろうか。

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写真:Tennis Classic