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2026.09.26

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錦織圭、引退後は「自分探し」 ジュニアへの経験共有、日本テニス界への貢献も視野「どう手助けできるか」[木下グループジャパンオープン]

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錦織圭 引退後の具体的なプランは「今のところ」なし


今季限りで現役を引退することを表明している錦織圭(ユニクロ/世界ランク436位)が、「木下グループジャパンオープン」(東京・有明コロシアム/ATP500)の大会前記者会見に出席した。プロ19年目のシーズンを最後に現役生活に区切りをつける錦織は、引退後の具体的なプランについて「今のところこれっていうのはなくて」と説明。その一方で、これまでのキャリアで得た経験をジュニア選手らに伝えることや、日本テニス界の発展に力を貸すことに意欲を示した。

現役引退を決断した錦織だが、引退後に何をするのかについては、まだ白紙の状態だという。

「今のところこれっていうのはなくて、でも自分の気持ちが落ち着いたらというか、まずは自分に何ができるかっていうところを探す」

19年間にわたってプロテニス選手として競技生活を続けてきただけに、引退直後から次の目標へ進むのではなく、まずは一度立ち止まる時間を設ける考えだ。

「自分探し」と表現した錦織。長年、張り詰めた緊張感の中で試合とトレーニングを中心とした生活を送り、怪我の苦悩も抱えながら戦い続けてきたからこそ、現役を離れた後に自分が何をできるのかを改めて考える時間を持つという。

その中で、錦織が具体的に思い描いている方向性の一つが、後進への経験の共有だ。

「これだけ自分が歩んできた道、経験とかを特にジュニアの選手とかに共有できたらいいなと思います」

錦織は2007年にプロへ転向し、2014年に全米オープン準優勝を記録。日本男子として初めてグランドスラムのシングルス決勝に進出するなど、世界のトップで長く戦ってきた。その一方で、キャリアは怪我との戦いでもあった。手術や長期離脱を経験しながら、復帰を繰り返した。

そうした成功だけでなく、苦しんだ経験も含めて、次世代の選手に伝えられるものがあると考えている。

もう一つ、錦織が明確に口にしたのが、日本テニス界への思いだった。

「日本のテニスがどんどん強くなってほしいという気持ちは強くあるので、そこをどう手助けできるかとか、いろいろ探っていきたいと思います」

現時点で、コーチになるのか、育成に携わるのか、あるいは別の形でテニス界に関わるのかは決まっていない。ただ、世界のトップで戦ってきた自身の経験を、日本の次世代へ還元したいという方向性は見えている。

錦織は今回の会見で、現役時代のキャリアについて「よく頑張ったな」と振り返る一方、グランドスラムやATPマスターズ1000のタイトルを獲得できなかったことについては「一番悔いが残る」とも語った。成功と悔しさ。その両方を知るからこそ、次世代の選手に伝えられることもある。

もっとも、錦織は引退後の活動について「これというのは決まってない」と言うように、現段階で具体的な肩書や役割を決めているわけではない。まずは19年間続けてきたプロテニス選手としての生活を終えること。そして、気持ちを落ち着かせた上で、自分に何ができるのかを考えていく。

日本で最後の公式戦となるジャパンオープンを前に、錦織は「最後、自分のしたいテニスだったり、コート上で悔いなく終われるようにしたい」と語っている。その先に待つのは、まだ白紙に近い未来だ。

ただ、世界4位まで上り詰め、グランドスラム決勝の舞台に立ち、長年日本男子テニスをけん引してきた錦織が、その経験を次世代へどう繋いでいくのだろうか。

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写真:Tennis Classic