close

2026.10.02

選手情報

アルカラスが苦心の調整を乗り越え初戦突破! ミケルセンをフルセットで下し連覇へ前進「アジャストさせなければならなかった」[木下グループジャパンOP]

  • 著者をフォローする
  • 記事を保存

SHARE

  • 著者をフォローする
  • 記事を保存

アルカラスが明かした勝因と苦悩「自分をアジャストさせなければならなかった」


「木下グループジャパンオープン」(東京・有明コロシアム/ATP500)は10月1日、シングルス1回戦が行われ、前年覇者で第1シードのカルロス・アルカラス(スペイン/世界ランク3位)が、アレックス・ミケルセン(アメリカ/同34位)を7-6(1), 4-6, 6-1で下し、2回戦進出を決めた。試合時間は2時間31分。5度のブレークを許すなど苦戦を強いられたが、最終セットで一気にギアを上げ、昨年に続く大会連覇へ向けて初戦を突破した。

【動画】アルカラス、連覇へ初戦突破!マッチハイライト

手首の負傷による4か月間の離脱から復帰して以降、わずか3大会目の出場となったアルカラスは、序盤から苦しい展開を強いられた。第1セットは立ち上がりにブレークを許して2-4のリードを許すと、サーブで5本、試合全体で計5回のサービスゲームを落とすなど苦戦。しかし、4-5の場面で3つのブレークポイントを凌ぎ、もつれ込んだタイブレークを7-1で奪取して第1セットを先取した。

第2セットは、9月の全米オープンで自身初のグランドスラム8強入りを果たした20歳のミケルセンに4ゲーム連取を許してセットカウント1-1に並ばれたものの、最終セットでギアを上げた。5ゲームを連取する圧巻のパフォーマンスを披露し、最後は力で押し切って有明コロシアムでの通算成績を6勝0敗へと伸ばした。

試合後、アルカラスは「激しい試合だった。最終的に勝利を収めることができて単純に嬉しいが、自分のレベルについては少し不満が残る。もっと良いプレーができたはずだから」と試合を振り返った。

一方で、1回戦の難しさにも触れ、「どんな大会でも1回戦というのは常に本当に難しいもの。アレックスのような選手と戦うのはいつだって厳しいし、彼は素晴らしいプレーヤーだ。だから、言った通りタフな試合だったが、最終的に勝つことができて本当に嬉しい」と語った。

アルカラスが苦戦した背景には、コンディションへの適応もあった。前週のレーバー・カップでは、ロンドンの室内ハードコートでチーム・ヨーロッパの優勝に貢献。今大会も雨の影響で屋外での練習時間が限られ、この日のウォームアップまでセンターコートで十分にプレーすることができなかった。

アルカラスは「ここに来てから練習やポイントプレーはすべてインドアで行っていた。それがセンターコートに出てみると、ゲームもコンディションも全く違っていて、すべてが変わっていた」と説明した。

特に難しかったのがボールの変化への対応である。

「特にボールが新しくなった時は全く別のアプローチが必要で、3ゲームも経てばプレーを完全に変えなければならない。最初はそれを受け入れられず、新しいボールだろうが使い古したボールだろうが、同じスタイル、同じプレーを続けようとしてしまっていた」と明かした。

しかし、第2セット以降にその違いを理解すると、プレーを修正。最終セットではミケルセンを圧倒した。

「でも、それに気づいて受け入れてからは、ずっと良くなった。リターン時に少し後ろに下がって、自分にアジャストするための時間的猶予を作った。特に最終セットでは、それが大きな鍵になったと思う」とアルカラスは語った。

これでアルカラスは有明コロシアムで6戦全勝。昨年の大会初出場で優勝を果たして以来、東京では無敗を維持している。次戦では、マッテオ・アルナルディ(イタリア/同37位)と対戦する。アルナルディとは2023年全米オープンと2024年インディアンウェルズで対戦しており、アルカラスが2戦2勝としている。

今年のアルカラスは28勝4敗。4か月に及ぶ手首の負傷離脱から復帰して3大会目となる今大会で、まずは初戦突破。前年王者は、屋外コートへの適応を終えた状態で、2回戦以降さらに本来のプレーを取り戻せるか。連覇への戦いはここから本格化する。


無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。

無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。

いますぐ登録