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2026.10.02

選手情報

島袋将、世界46位シャポバロフに敗戦も「ストローク戦では全然やり合えた」 サーブとメンタルに課題を実感[木下グループジャパンオープン]

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島袋将、サーブの精度に苦しむも「ストローク戦では全然やり合えた」


10月1日に行われた「木下グループジャパンオープン」(東京・有明コロシアム/ATP500)の男子シングルス1回戦で、主催者推薦で出場した島袋将(有沢製作所/世界ランク108位)はデニス・シャポバロフ(カナダ/同46位)に5-7, 1-6のストレートで敗れた。大会2年連続となる2回戦進出を果たせず、無念の初戦敗退となった。

【動画】気持ちのこもったプレーを披露した島袋将

29歳の島袋は、今年6月のATP250シュツットガルトで予選を突破して8強入りを果たし、キャリア初となるトップ100入りを達成。ハードコートシーズンでもATPマスターズ1000の2大会で本戦入りを記録し、自己最高位となる世界ランク87位まで上り詰めた。3度目の本戦出場となった今大会は、過去最高の状態で挑む舞台だった。

試合は第1セット、島袋が幸先よくブレークに成功したものの、直後にダブルフォールトが絡んでブレークバックを許す展開に。ラリー戦では互角以上の打撃戦を展開したものの、勝負どころでのサーブの精度に苦しみ、5-6で迎えた第12ゲームで連続ダブルフォールトを犯して第1セットを5-7で落とした。第2セットは勢いに乗るシャポバロフに5ゲーム連取を許し、1-6で押し切られた。

試合後の記者会見で島袋は敗戦について「悔しい気持ちがすべてで、本気でこの大会にかかっていた部分があるので、結果を出せなかった悔しさはすごく感じている」と無念さを口にした。

勝敗を分けたポイントとして、サーブの精度の差を痛感したという。島袋はサーブの違いについて「第1セットのファーストサーブ確率(38%)が悪かった。それに比べてシャポバロフ選手はエースがあったり、サーブからプレッシャーをかけてきた部分の違いがすごく大きかった」と分析。その一方で、「ストローク戦では全然やり合えたと思うし、むしろ自分が上回っていた部分も感じた」と強い手応えを示した。

さらにネットプレーや相手を前後に動かす展開を増やせれば、よりプレッシャーをかけられたと分析。「本当にサーブ、そこが一番大きな課題かなと思っています」と振り返った。今季はサーブの強化に取り組んできただけに、悔しさも大きかった。

そして島袋自身は、技術面だけでなく精神面にも課題を感じている。

「こういった舞台で普段以上の実力を発揮できるメンタリティがまだ足りなかった。今年、ツアー大会で戦う機会が多く、違った戦い方だったり、プレッシャーのかけ方、かけられ方とか色々経験になる部分も多かった。この舞台で勝ち続けるには、しっかり実力を発揮できる、(精度の高いサーブなどの)ショットを強みにできるようにしていきたい。本当は武器にしていきたいショットでもあるので、引き続きチームで取り組んでいきたい」

ジャパンオープンを終えた島袋は、すぐに次の戦いへ向かう。まずは翌週のATPマスターズ1000上海大会、その後はATP250アルマトイへの出場を予定している。その先の大会については未定だが、ランキング維持だけを意識したスケジュールにはしたくないという。

「ディフェンドしないといけない部分もあるけれど、ATPの舞台で戦い続けて自分のテニスのレベルアップ、選手としてのレベルアップをしていくいい機会でもあると思う。ディフェンドするのも大事だが、選手として力をつけていくためにはこの舞台、ATPツアーで戦っていかないといけない」

そのうえで、年内の目標を明確に。「守りというよりは強気の選択」をし、来年1月の全豪オープンでは、本戦ストレートインを確実に狙う。

今季、世界ランキング87位まで上昇した島袋は、ジャパンオープンでは昨年に続く2回戦進出を果たせなかった。しかし、世界46位のシャポバロフを相手にストロークとリターンで手応えを得る一方、自らが強化してきたサーブと、ツアーで戦い続けるためのメンタリティという課題も明確になった。29歳の島袋は、国内での戦いを終え、再びATPツアーの舞台へ向かう。



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写真=田沼武男 Photo by Takeo Tanuma