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2026.10.19

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ダビドビッチ・フォキナが上海マスターズ初制覇!「自分を信じ続けた」2か月の離脱を乗り越え、キャリア最大の栄冠

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Photo by Getty Images

ダビドビッチ・フォキナ、「自分を信じ続けた」フィジカルを武器にホダルとの同胞対決を制す


10月18日、「ロレックス上海マスターズ」(中国・上海/ATPマスターズ1000)シングルス決勝が行われ、第25シードのアレハンドロ・ダビドビッチ・フォキナ(スペイン/世界ランク26位)が第12シードのラファエル・ホダル(スペイン/同13位)を1-6,7-6(5),6-4で下し、マスターズ1000初優勝を飾った。

【動画】ダビドビッチ・フォキナが20歳のホダルを逆転撃破し上海マスターズ制覇!決勝ハイライト

27歳のダビドビッチ・フォキナは、今年6月のATP250マヨルカでツアー初優勝を達成。9月のATP250成都に続き、今季3つ目のタイトルを手にした。約2カ月にわたる背中の負傷による離脱から復帰したばかりの選手が、アジア・スイングで大きな飛躍を遂げた。

決勝の相手は、マスターズ1000初の決勝進出を果たした20歳のホダル。勢いに乗る同胞に対し、ダビドビッチ・フォキナは第1セットを1-6で落とすと、第2セットも2-3でブレークダウンとなり厳しい状況に追い込まれた。

しかし、ここから粘りを発揮。第2セット第6ゲームでブレークバックに成功すると、その後も5度のブレークポイントをしのぎながらサービスゲームをキープ。タイブレークを7-5で制し、勝負を最終セットに持ち込んだ。

最終セットは互いにブレークを奪い合う立ち上がりとなったが、第5ゲームでダビドビッチ・フォキナが再びブレークに成功。そのリードを守り切り、2時間28分の激闘に終止符を打った。

試合後、内容について「今日は何もかもが難しく、最初はかなり緊張していた。彼は非常にいいスタートを切った。第1セットでは、ウィナーを取れる隙がまったく見えなかった。どこにでもボールを追いかけてきて、サーブもリターンも素晴らしかった」と相手のプレーを称賛。それでも、自身を信じ続けた。「第2セットでブレークを許しても、自分を信じて、どうすればブレークできるかを考え続けた。彼にとっても初めてのマスターズ1000決勝で、簡単ではないことは分かっていた」と、逆転への道筋を明かした。

さらに、勝負を分けたポイントとしてフィジカル面を挙げ、「とにかく試合にとどまり、すべてのボールで自分を信じて、相手を走らせようとした。最終セットでは、彼が足をつり始める可能性も見えていた。今日の僕にとって最大の武器は、フィジカル面で試合を戦い抜くことだった。それが勝つための唯一のチャンスだった」と説明した。

キャリア最大の結果を残せたことについては、「この中国での一連の大会で自分が成し遂げたことを、言葉では表現できない。2か月間離脱していたのに、2つもタイトルを獲得できるとは思っていなかった」と喜びを口に。苦しい時期を支えたチームや妻への感謝を述べ、「自宅で過ごしていた時期は難しかったが、チームは僕を強く後押ししてくれた。彼らは僕にこうしたことを成し遂げる力があると信じていた。そして、妻も2か月間、毎日支えてくれた。簡単なことではない」と振り返った。

今回の優勝は、ダビドビッチ・フォキナにとってタイトル獲得の面でも大きな意味を持つ。今季のマヨルカでツアー初優勝を果たすまで、ツアーレベルの決勝では5度すべてで敗れていた。2022年のモンテカルロで経験したマスターズ1000決勝でもタイトルには届かなかったが、今季はマヨルカ、成都、上海と3大会連続で決勝を制している。

9月下旬の成都大会は、背中の負傷による約2か月の離脱を経て復帰した直後の大会だった。上海でも勝ち進み、中国での連勝を10に伸ばした。

記者会見では、負傷離脱を含む苦しいシーズンを支えてくれたチームへの感謝を改めて強調。「チームには本当に感謝している。何年にもわたって毎日支えてくれた。今年は2か月の離脱だけでなく、ほかのけがでいくつかの大会も欠場した。簡単なシーズンではなかった」と胸中を明かした。

また、同じく今季に負傷などで苦しみながら復帰を目指したアルトゥール・フィス(フランス/同11位)の存在も、励みになったという。「彼はとても仲のいい友人で、今年は多くの大会を欠場した。それでも復帰して勝利を重ねた。彼にできるなら自分にもできると思えたし、大きな力になった」と語った。

今後については、まずは家族との時間を優先する考えだ。記者会見では「今は来週のことを考えたくない。チームと一緒にこの勝利を祝い、この瞬間を楽しみたい」と話し、約1か月にわたって中国に滞在し、家族や妻と離れていたことにも触れた。

「明日には帰宅する。ここ1か月、家族にも妻にも会えていなかった。これから2、3日はテニスのことを考えず、ただ楽しみたい」と、歴史的なタイトルを手にした喜びをかみしめていた。

2か月の負傷離脱を乗り越え、復帰後わずか3大会で2つのタイトルを獲得。苦しい時期を支えたチームや家族への感謝を胸に、ダビドビッチ・フォキナはキャリア最大の栄冠をつかんだ。


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