close

2022.02.19

選手情報

チチパス、予選勝者に敗れる波乱。サフィウリン「トップ選手に勝てたことが何より素晴らしい」[オープン13]

  • 著者をフォローする
  • 記事を保存

SHARE

  • 著者をフォローする
  • 記事を保存

初めて予選を突破した選手が第1シードのチチパスを撃破

予選突破者が第1シードを破る番狂わせが起きた。現地2月18日、「オープン13」(フランス・マルセイユ/ATP250)シングルス準々決勝、第1シードのステファノス・チチパス(ギリシャ/世界ランク4位)は、ロマン・サフィウリン(ロシア/同163位)と対戦。サフィウリンが1時間35分、6-4、6-4で勝利してベスト4進出を決めた。

【動画】チチパスvs.サフィウリン準々決勝ハイライトをチェック

【写真】チチパス「オープン13」写真館(写真4点)

試合は、チチパスのサービスゲームからスタート。ファーストポイントでサフィウリンは、強烈なフォアハンドのフラットをお見舞いする。
まずは互いにキープが続いていくと、第4ゲーム、先にチチパスがブレークチャンスを握るが、あと1本が奪えない。すると、続くチチパスのサービスゲーム、サフィウリンはフォアハンドの強打で主導権を握り、0-40とトリプルのブレークチャンスを迎える。2本凌いだチチパスだったが、続くポイントで逆クロスに打ったフォアハンドがオーバー。サフィウリンが先にブレークする。その後は危なげなくキープしたチチパスだが、ブレークバックのチャンスは訪れず。4-6で第1セットを落とす。

続く第2セット第1ゲーム、チチパスはまたもピンチを迎える。5度のブレークポイントを迎えながら、24ポイント、18分の末にキープに成功する。続くゲーム、サフィウリンにミスが出て0-30に。流れが変わるかと思いきや、サフィウリンは強打、ドロップショットと緩急自在の攻撃でキープに成功する。
すると、第3ゲーム、チチパスにミスが出て、またもロングゲームとなる。サフィウリン5度目のブレークポイント、チチパスはサービスダッシュでプレッシャーをかけたが、サフィウリンのリターンが足元に入り、ハーフボレーがネット。第2セットも、サフィウリンが先にブレークに成功する。

その後も、サフィウリンはコースをしっかり隠してのストローク、チチパスのポジションを見てドロップショットなど、安定感あるプレーを披露。6-4で締めて、ツアー初の準決勝進出を決めた。

チチパスはリターンゲームでわずか24%(54ポイント中13ポイント)しかポイントを奪うことができず。ストローク戦でミスが出たこともあったが、サフィウリンのサービスゲームを攻略することができなかった。

「ステファノスのようなトップ選手に勝てたことが何より素晴らしい。今日は、いいテニスができて最高の気分だ。ATPツアーの予選を通過したのも初めて(本戦入りは経験済み)だったのに、準決勝に進出できるとは、素晴らしいことだ。感動的だし、自分にとってビッグウィンだったし、少し疲れたよ(笑)」とサフィウリンは、最高の気分だと喜びを口にしている。

またもロシアからトップ選手が現れるのか。24歳サフィウリンの準決勝も注目である。

【関連記事】チチパス、デミノー破りATP500初のタイトルへ前進! 新コーチ加入に「別の視点、アイディアを与えてくれる」[ABNアムロ世界テニス・トーナメント]

【関連記事】チチパスに新コーチか。ロッテルダム大会の前日練習に元世界ランク4位が参加


無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。

無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。

いますぐ登録