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2021.02.07

選手情報

シナーがナダルの練習に驚愕!「グランドスラム決勝戦のようだった」

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シナーがナダルとの練習で
感じた王者の姿勢

2月8日に開幕する全豪オープンに際して行われた隔離措置で、アデレードに滞在していた世界36位のヤニック・シナー(イタリア)が、同2位のラファエル・ナダル(スペイン)との練習を振り返ったことをスペインのテニスメディア『Punto de Break』が報じている。

【写真】全豪オープン開幕に向けて会場で練習をするナダル

新型コロナウイルスの感染拡大を懸念し、開催地のメルボルンとアデレードに分ける形で選手全員に対して14日間の検疫を行っていた今年の全豪オープン。滞在期間中は1日5時間程度のトレーニングが認められていた中、アデレード組の1人だったナダルは早くからツアーで頭角を現しているシナーを練習相手として選んでいたのだ。

シナーは「彼(ナダル)が私を選んでくれたのは、とてつもなく光栄なことだった。隔離期間中、彼と一緒に練習をしたことで、多くのことを学んだような気がするし、このような偉大なチャンピオンの近くにいること、そして彼の考え方やトレーニングセッションへの取り組み方を見ることができて本当に貴重だった」と話しており、どうやらナダルとともに有意義な時間を過ごせたようだ。

また、ナダルの人柄については「謙虚でとても素敵な選手」と語った上で、「僕も彼のチームメンバー全員をとても気に入っていた。彼はコートを踏むたび、グランドスラムの決勝戦のように練習に取り組んでいて、それが本当にすごかった」と、ナダルのテニスに対する姿勢を称賛している。

一方でシナーは今回のナダルとの経験を活かすとしながらも、「まだまだ学ぶことが多く、完全な選手になるには長い道のりがある。NEXT GENファイナルやソフィアでの大会などで優勝したことはあるけど、そのことを『目標を達成した』とは考えず、自分が成長するためのプロセスの段階と考えている」と気を引き締めている。

19歳にして数多くのレジェンドたちからその類まれなるポテンシャルを認められているシナー。今シーズンの活躍にもすでに注目が集まっている。

文=中村光佑

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