記念すべき第1号には錦織選手のインタビューが!「僕は、そもそも自分の力がボールにうまく伝わるラケットが好きなんです。表現しづらいのですが、パワーが伝わって“パーン”と飛んでいく、それでいて力加減もできるラケットが好みです。またフェース面は、大きいものを以前試しましたが、僕の中ではうまくパワーを出せていない感じでした。逆に小さいフェース面のモデルは使ったことがないのですが、現在の95平方インチが僕の求めているボールを打つのにちょうどいい大きさなのだと思います」これは、当時21歳、錦織圭選手の言葉。2011年1月20日発行の『Wilson Web Magazine』の
「錦織 圭選手インタビュー 2010年のベスト3試合 / ラケットへのこだわり」に掲載された言葉である。同マガジンは錦織選手のインタビュー、と「伊藤竜馬選手インタビュー」「BLADE BLX Family」「全豪オープン2011 1週目総括レポート」など5つの記事からスタートした。以来、2020年6月26日第114号まで、合計450もの記事を配信してきた。450! これだけ長く続けてきたというのも、すごいことである。
そして
今回「451つ目の記事」から毎週水曜日配信に!!『Wilson Web Magazine』は週刊化になる。メディアによるウェブ・マガジンは、いまだどのブランドも手掛けていない画期的なものである。
先日配信したウイルソンの「メールマガジン(
http://bit.ly/wilsontennis_mmmから登録可能)」で、道場氏は「当時は今ほど、SNSやDIGITALでの情報配信が旺盛していたわけではありませんでした。ですが、いずれこのような時代が来る、そしてその時にウイルソンとしてどのようにその時を迎えるかを考え、Wilson Web Magazineは生まれました」と語っている。
かつてフェデラーは「ウイルソンには、Craftsmanship (職人魂)がある」と形容した。もう一つ、ウイルソンを象徴する言葉が「Innovative(革新)」である。大事なものを守りながら、先進的な一歩を刻む。だから新しいものが創れる。先駆けてWilson Web Magazineでデジタルでの表現を開始したこと、そして、時代の趨勢を見て同マガジンの週刊化を決断したことも納得と言える。
まず、これだけ続けてこられていることは、一重に読者の皆様が楽しみにしていただいているからこそ。深くお礼を申し上げたい。また、ここまでTennis Classicも携われてきていることを誇りに思う。
合計450の記事の中で見ておくべきものは!?さて…少々硬いあいさつみたいになってしまったが、振り返ってみるとWilson Web Magazineでは、本当にさまざまなコンテンツがあったことがわかる。
ラケットやシューズなどギアに関しての最新情報が軸となっているわけだが、それだけでなくウイルソン契約プロであるフェデラーをはじめとする海外選手、錦織選手、伊藤選手、内山靖崇選手ら日本選手の戦いぶりやインタビューも掲載。そのほか、ウイルソンの広告塔「Miss W」の記事も掲載されている。言わば、これらすべてはウイルソンの世界ということだ。
豪華!と思えるのは、2016年5月20日号と翌6月20日号。この時には、我らWilson Web Magazine取材班が、フェデラー、錦織選手、ガエル・モンフィス、グリゴール・ディミトロフに単独インタビューを行っている。このメンバーをいちどきに単独取材できるというのは、いかなるテニスメディアであっても簡単なことではない。
「ウイルソンの社員にとっても、Wilson Web Magazineは、辞書のような存在になっている。新入社員は、これで勉強をしていくのです(笑)」と語った道場氏にとって思い出深い記事は何かを尋ねてみた。
「思い出深い記事。うーん、一つ一つ思い出がありますね。そういった中で、おもしろいなと感じたものの一つが“錦織選手とフェデラー選手が実は似ている”という記事ですね。できて間もないころだったと思います」と道場氏。
それは、2011年12月号で紹介された「
フェデラーと錦織、似ていて似ていないこだわり」という記事だ。片やオールラウンダーで速いテンポの攻撃が得意なフェデラー、そしてストロークからの展開力で体格・パワーで上回る錦織選手の共通点とは…、今、読んでも興味深い内容ではないだろうか。
先月号から装いも新たにスタートした「Wilson Web Magazine」
そのバックナンバーは、下記URLでチェックできるので、ウイルソンについて知りたい!人はぜひチェックされたし。
[Wilson Web Magazine(2011年1月号~2020年3月号)]https://wwm.tennisclassic.jp/archive/backnumber/index.html週刊化する「Wilson Web Magazine」では、これまで同様、旬の情報、同マガジンでのみ明かされるマル秘情報をお伝えするだけでなく、よりタイムリーな情報、細かな情報をお伝えしていくことが可能になる。
「Wilson Web Magazine」は、Weekly(週刊)に――。SNS隆盛時代だからこそ、「Wilson Web Magazine」はより魅力的な内容をお伝えしていきたいと思う。