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2021.10.14

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ディミトロフ、セットダウン&1-4から世界2位メドベデフに逆転勝利[BNPパリバ・オープン]

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「正直に言うと彼と試合をしたかった」と語ったディミトロフ

現地10月13日、「BNPパリバ・オープン」(アメリカ・インディアンウェルズ/ATPマスターズ1000)男子シングルス4回戦、第1シードのダニール・メドベデフ(ロシア/世界ランク2位)は、第23シードのグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア/同28位)と対戦。4-6、6-4、6-3でディミトロフが番狂わせを起こして、準々決勝進出を決めた。

【動画】ディミトロフ2-1メドベデフマッチハイライトをチェック


第1セット第1ゲーム、デュースまでもつれたが、メドベデフがいきなりブレーク。その後は、互いにキープを続ける展開となり、6-4でメドベデフが先取する。ディミトロフは15本のアンフォーストエラー(メドベデフは5本)と犯している。
第2セットも第1ゲームで、メドベデフがブレークに成功。しかし、直後のメドベデフのサービスゲーム、ディミトロフはパッシングショットが冴えてブレークバックする。それでもメドベデフのプレーは揺るがない。続く第3、第5ゲームでもディミトロフのサービスを破って4-1とする。

続く第6ゲーム、ここがターニングポイントになったとディミトロフは語っている。
「1-4で迎えたゲームの最初の2ポイントからすべてが少しずつ好転していったんだ。少しずつだけど、ゲームの中に留まり、チャンスを逃さずに叩くことができた。それを追求していったんだ」

その2ポイントとは、メドベデフのダブルフォールトとダウン・ザ・ラインへのリターンエース。結果的に、このゲームから3ゲームをブレークし、5ゲーム連取し、6-4でセットを取り返す。第3セット、1ブレークを奪われたものの、ディミトロフは2ブレークを奪って6-3。逆転でメドベデフを下した。

記者会見で、何が起きたのか?と聞かれたディミトロフは、「よくわからないが、試合に集中できたんだと思う。彼の試合を何度も見てきて、正直に言うと彼と試合をしたかったんだ。リードされていたから、自分のプレーも少し変えなければいけなかったけど、4オールになってからは、とても良いサービスゲームができた。5-4でブレークできるとは思っていなかったけど、彼が狙っていたサーブをすべて拾えた。おかげで、より多くのチャンスを得ることができた」と説明している。

また「もちろん緊張はしていた。ただ、私はその緊張感を糧にしているんだ。緊張することは素晴らしいこと。自分のことを心配してくれているということだし、参加してベストを尽くして何が起こるかを見極めたいと思っているということだからね。練習、準備、チームでのやり方など、すべてが少しずつ実を結んできていると思う」と手応えがあると語っている。

USオープンでは2回戦敗退となったディミトロフ。前週のATP250サンディエゴ大会でベスト4となり、今大会で第1シードを倒すなど、調子を上げてきているようだ。続く準々決勝では、第8シードのフベルト・フルカチュ(ポーランド/同12位)と対戦する。

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