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2021.11.18

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ルードが逆転勝利でノリーを下す「大きなポイントでサーブに救われた」[Nitto ATPファイナルズ]

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ルードが代替出場のノリーを下す

現地11月17日、「Nitto ATPファイナルズ」(イタリア・トリノ)シングルスラウンドロビンのグリーングループ、キャスパー・ルード(ノルウェー/同8位)は、右ヒジの故障で大会を棄権したステファノス・チチパス(ギリシャ/同4位)に代わって出場のキャメロン・ノリー(イギリス/同12位)と対戦。1-6、6-3、6-4で逆転勝ちし、ツアー最終戦初勝利を挙げた。

【動画】ルード×ノリーマッチハイライトをチェック

【動画】ルード勝利の瞬間をチェック


第1セット、先にチャンスを握ったのはノリー。第4ゲームで、ルードのミスを引き出してアドバンテージとすると、続くポイント、ルードのバックハンドがコードボールとなってアウトに。ブレークに成功するとノリーは、第6ゲームでもブレーク。5ゲーム連取し、6-1でセットを先取する。このセット、中盤からショットが不安定になったルードは、12本のアンフォーストエラーを犯している。

続く第2セットは、互いにブレークチャンスを与えることなくキープが続いていく。試合が動いたのはノリーサーブの第8ゲーム。15-40でネットに出てきたノリーに対して、ルードが足元に沈めるとボレーがネットとなり、ブレークに成功。5-3とすると、続くゲームをキープしてセットを奪い返す。

勝負の第3セット、第5ゲームでノリーは積極的にネットに出ていくが、ルードのショットの前にミス。0-40からなんとか2ポイントを返したノリーだったが、続くポイントで痛いダブルフォールトを犯してブレークを許してしまう。その後、ルードはノリーにチャンスを与えず。6-4で締めて、勝利をものにした。

「第1セットは、ちょっと早く終わってしまった。最初は良かったけど、その後、いくつかのゲームポイントを逃してしまった。キャメロンは素晴らしいベースラインプレーヤーで、嫌なフラット・バックハンドを持っているよね。特に、このコートではとても有効なショットだよ。序盤は彼のショットの感触がつかめず、かなりのミスをしてしまった。第1セット後半は、彼のほうが優勢だったけど、今日は大きなポイントでサーブに救われた。このように、テニスはブレークや2、3ポイントですぐに逆転できるものなんだ」と試合後に語ったルード。現地19日に行われる次戦は、準決勝進出をかけて同じく1勝1敗のアンドレイ・ルブレフ(ロシア/同5位)と対戦する。



Nitto ATPファイナルズ
日程/2021年11月14日(日)〜21日(日)
開催地/イタリア・トリノ:パラ・アルピツアー
賞金総額/725万ドル(約8.3億円)
ポイント/ラウンドロビン1勝:200ポイント、準決勝勝利:400ポイント、決勝勝利:500ポイント、無敗優勝:1500ポイント
サーフェス/室内ハード(グリーンセット)
試合球/ダンロップATP

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