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2021.12.01

選手情報

性的暴行を告白したペン・シューアイの安全にEUも懸念「検証可能な証拠を提供するよう求める」

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Photo by Getty Images

EU「公の場に姿を現しても、安全と自由に対する懸念は解消されない」

11月30日、EU(欧州連合)の外交をつかさどる(EEAS)欧州対外活動庁が、元ダブルス世界1位のペン・シューアイ(中国)が無事であることの証明を中国に求めたと、ESPNなどの海外メディアが報じている。

【動画】中国のテニス大会に姿を現したペン・シューアイを中国メディアが公開

ペンは、11月初めに中国のSNS「ウェイボー」で、同国の元副首相のジャン・ガオリー氏による性的暴行を投稿。のちに投稿は削除され、行方が分からなくなっていた。

その後、WTA(女子テニス協会)の抗議などを受けると、中国国営メディアはペンがWTAに送ったとされるメールや、中国で開催されたテニス大会に姿を現わした映像を公開。また、直近では、ペンとIOC(国際オリンピック委員会)のバッハ会長が直接連絡を取り合ったとし、その中で「自宅で元気に暮らしている」と述べている。

これに対し、EUの広報は「彼女が公の場に姿を現しても、安全と自由に対する懸念は解消されない」と、依然としてペンの安全が確保されていないとし、彼女の安全に対する懸念はいまだ払しょくされていないとコメント。

「EUは、彼女が自由であり脅威にさらされていないという保証を求める国際的な要求の高まりに賛同。この精神に基づき、EUは中国政府に対し、ペン・シューアイの安全、健康状態、所在について検証可能な証拠を提供するよう求める」と、さらなる調査を求めたという。

ペンの安否をめぐっては、WTAだけでなく、女子テニス界のレジェンド、ビリー・ジーン・キング氏や大坂なおみ、ノバク・ジョコビッチ、アンディ・マレーといった多くのテニス選手からも心配の声が上がっており、「公正かつ透明性のある調査」を求めている。

ペンはオリンピックに3度出場、2013年ウィンブルドンと2014年全仏オープンの女子ダブルスで優勝するなどダブルス世界ランク1位を獲得。同国のテニス選手としては初めての世界の頂点に立ったトップアスリートである。

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