「テニスは孤独なスポーツで、独りで戦わないといけません。その中で、唯一の武器であるラケットを使う時に、ファンを思い出しながらプレーできる。それは、また違ったサポートを得るということです。最初、話を聞いた時は、ビックリしましたが、ファンが作ったラケットと一緒に戦うというのは、また違った仲間がいるような感じがしますね」
――錦織圭
あの錦織選手が実際に使用する
ラケットをデザインするチャンス!!
一生に一度のチャンスがやって来た! 12月4日、ウイルソンは、都内で錦織選手と記者会見『錦織圭選手に勇気を与えるラケットデザイン制作プロジェクト』を開き、2020年9月以降、錦織選手が使うラケット(ULTRA TOUR 95CV)のデザインを一般公募することを発表した。
錦織選手のラケットといえば、2019年9月に発売となった「ULTRA TOUR 95CV KEI LIMITED EDITION 2019」をイメージする人が多いだろう。こちらは故郷・島根県を代表する出雲日御碕灯台をあしらうなど、錦織選手が自らデザインに参画したことで知られるモデルである。2019年秋から使用予定だったが、惜しくも叶わず。今回の会見では、「まだ使っていないというのが一番ですが、自分が共同でデザインしたラケットを使用したい、試合で使いたいと思っていた」と、2020年シーズンのスタートから同ラケットを使用することも併せて発表となった。
「選手自らがラケットをデザイン」と言えば、R.フェデラーが共同開発者となって作られた「PRO STAFF RF97 AUTOGRAPH」が有名だが、実はレアケース。それが今回は、一般からの公募なのだから前代未聞の企画である。会見でも「105年に渡るウイルソンの歴史でも、初と言える企画」と紹介された。
応募の詳細は、特設ページ(https://www.wilson.co.jp/keinishikori-design-contest-2020/)参照となるが、オリジナル作品で“錦織圭選手に勇気を与えるラケットデザイン”が選定基準。応募は、特設サイトよりレイアウトデータをダウンロードし、パソコンソフトや直筆などでデザイン作成し、専用フォームにて投稿するだけ(または事務局に郵送)。募集締め切りは1月31日(金)となる。プロジェクトのスケジュール、各賞と特典は下記のとおり。グランプリ受賞作品は、9月末ごろから錦織選手が使用するほか、商品化されて発売となる。自分のデザインが販売されるというのだから、夢のある話である。また、グランプリ賞受賞者、Kei Nishikori賞受賞者は、2020年11月の授賞式にて、直接本人から授賞されるという。ファンにとっては卒倒するほどの喜びとなるだろう。
どんなデザインが選ばれる!?
錦織選手が『ヒント』を紹介
さて、ここからは、どんなデザインが選定されるのかのポイント!
実際にデザインを選ぶ錦織選手がヒントを出しているのでご紹介していこう。
「想像もつかないようなデザインがいいですね。自分が思いつきそうなデザインよりもワッと驚くようなデザインを見てみたいです」
「今まで見たことのないような色やラケットっぽくないようなものでもいいかなと思います」
「ウイルソンの赤には思い入れがあります。その一方で、カモフラージュ柄など今までなかったものもあるので、色々なデザインがもっと増えてもいいと思っています」
「色々な意味を込めて作ってくれているのは基準になるかもしれないですね」
要約すると、“今まで見たことのないカラー、デザインのモデルで、色々な意味が込められているラケット”となる。アナタならどんなデザインをするか!? とりあえず、編集部は全員応募でグランプリを目指します!! 来たれ! ライバルたち!!!!!
■『錦織圭選手に勇気を与えるラケットデザイン制作プロジェクト』募集特設サイト https://www.wilson.co.jp/keinishikori-design-contest-2020/
ラケットデザイン投稿見本
https://www.wilson.co.jp/wp-content/uploads/2019/12/bda8fdac99bd56ae31748732ac0fe0b6.pdf
※この原稿はWilson Web Magazine powered by Tennis Classicで公開されたものです
https://www.tennisclassic.jp/special/wilsonwebmagazine/index.html
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