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2022.01.18

選手情報

マレー、引退示唆から3年後に同じコートで白星! 世界23位破り2回戦へ[全豪オープン]

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Photo by Getty Images

マレー、全豪オープンで5年ぶりの勝利

1月18日、全豪オープン2日目、男子シングルス1回戦が行われ、ワイルドカード(主催者推薦)で出場のアンディ・マレー(イギリス/世界ランク113位)は、第21シードのニコロズ・バシラシビリ(ジョージア/同23位)と対戦。6-1、3-6、6-4、6(5)-7、6-4で下し、全豪オープンの舞台で5年ぶりに勝利を挙げた。

【動画】マレー、倒れながら返球しポイントを獲得&マッチハイライト


前哨戦「シドニー・テニス・クラシック」(オーストラリア・シドニー/ATP250)で、2年3ヵ月ぶりにツアー決勝に進出したマレー。昨年は新型コロナウイルス陽性で欠場を余儀なくされ、全豪オープンは3年ぶりの出場となった。

そして、この日の試合が行われたジョン・ケイン・アリーナは、奇しくも3年前に引退を示唆したマレーが、ロベルト・バウティスタ・アグ(スペイン)と4時間9分の熱戦を繰り広げたコート。大会側の粋な計らいだ。

試合は第1セット、バシラシビリのミスが止まらず0-1からマレーが6ゲームを連取。ブレークポイントすら握らせず6-1で第1セットを奪った。しかし、第2セットでは、徐々にバシラシビリの強烈なショットがコートに収まり始めると、マレーは防戦一方に。1-0から4ゲームを奪われ、4-6で落としてセットカウント1-1となる。

攻撃のバシラシビリと守備のマレーという戦いとなり、互いに1度ずつブレークして迎えた第3セット第7ゲームでバシラシビリのフォアハンドのミスでブレークポイントを握る。このチャンスでマレーはネットに出て、ミスを誘い、このセット2度目のブレーク。リードを保って、6-4で第3セットを奪った。

一気に勝負をつけたいマレーだったが、第4セット第6ゲームでバシラシビリにブレークを許し、流れに乗れず。持ち味である粘りのテニスでバシラシビリの攻撃をしのいで、すぐさまブレークバックしたものの、第10ゲームではセットポイントをしのいでタイブレークへ。ここでもバシラシビリのウィナーや自身のアンフォーストエラーで2度のミニブレークを許し、1-5に。結局、この差を埋められず第4セットを落とした。

勝負の最終セット、第1ゲームをラブゲームでキープしたマレーは、続く第2ゲームでバシラシビリのミスを引き出してブレークに成功する。その後、サーブで相手を崩してキープを続けていたが、第7ゲームでマレーがチャンスボールをミス。ピンチを迎えると、この試合最長となる30本のラリーの末にバシラシビリにバックハンド・ウィナーを決められ、試合は振り出しになる。それでもバシラシビリは、プレーの浮き沈みが激しい選手。5-4で迎えた第10ゲームでは、スライスを巧みに使ってミスを引き出して、3本のマッチポイントを握る。バシラシビリも粘ったが、3本目を確実にものにしてセットカウント3-2で、5年ぶりに全豪オープンで白星を挙げた。

2回戦でマレーは、予選勝者のダニエル太郎(エイブル/同120位)と対戦する。

※ランキングは1月17日付のもの



■全豪オープン2022
日程/2022年1月17日(月)〜30日(日)
開催地/オーストラリア・メルボルン:メルボルンパーク
賞金総額/7,500万豪ドル(約62.7億円)
男女シングルス優勝賞金/440万豪ドル(約3.7億円)
サーフェス/ハード
試合球/「ダンロップオーストラリアンオープン」

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