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2022.01.21

選手情報

大坂なおみ、負けはしたが手応え「この試合で大きく成長できたと思う」 [全豪オープン]

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敗戦後に涙した全米時から変化、「自分を誇りに思う」

1月21日、全豪オープン5日目、女子シングルス3回戦でアマンダ・アニシモワ(アメリカ/同60位)に、フルセットで敗れた第13シードの大坂なおみ(フリー/世界ランク14位)は、記者会見に臨み、「1ポイント1ポイントを大切に戦った」「試合中はずっと集中していたし、落ち込むこともなかった」と試合を通じてプレーに集中することができたとコメント。「この試合で大きく成長できたと思う。ニューヨークでの試合(USオープン)とはまったく違う態度だった」と精神的に一歩踏み出すことができたと語った。

【動画】大坂なおみ対アニシモワ全豪3回戦ハイライトをチェック

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まず試合を振り返り、「彼女(アニシモワ)は本当にいいプレーをしたと思うし、私としても、かなりレベルの高い試合だった。彼女のボールのペースには驚いた。構えている暇がないくらいすごく速く来るのと、(軌道が)低いんです」とアニシモワのプレーを称えた大坂。

今大会、「今はもっとわがままに、でもポジティブになる方法を学ぼうとしている」「チャレンジすることが楽しいんだと思い出すように意識している」と、前向きな発言をしていた大坂。今日の試合では敗れたが、「1ポイント1ポイントを大切に戦ったつもり。悲しんではいられない。私は神様ではないんだから。すべての試合に勝つことはできない。大会で優勝するのは本当に特別なことで、毎回、年明けにグランドスラムで優勝できるとは思わない」と一喜一憂するのではなく、1プレーごとにしっかり集中してプレーすることができたとコメント。

また、記者会見で涙を流したUSオープンの時との考え方の変化について、「(変えられた)自分を誇りに思うわ。負けたとはいえ、これは私にとって大きなステップ。試合中はずっと集中していたし、落ち込むこともなかった。それはとてもいいことだと思っている」と説明。

「一年を通して最高の姿勢で臨みたいと思う。勝とうが負けようが、自分ができる限りのことをしたと思えるようにするし、どれだけ一生懸命戦ったかを見たら誰もこれ以上期待することはないでしょう。それがゴールですし、そのメンタリティーを持ち続ければ、もっと勝てるようになると思う。今回のように悔しい思いをすることもあるだろうけど、負けたからこそ学ぶことも多いと思う」と、コート上でできる限りのことをしていくと改めて語った。

そういったポジティブな考えに至るのに、助けとなったのが“瞑想”なのだという。
「瞑想は間違いなく私の助けになっていると思う。自分を見つめ、目標ややりたいことを見つけ出そうとする。私にとって一番大事なのは、小さなことでも大きなことでも、その日に何かを成し遂げたと実感を得ること」だと今の考えを語った。

今後のスケジュールについては、「正直なところ、今はあまりわからない。今起こったことを整理しているところ」とコメント。「急にたくさん試合をすると、体のいたるところが痛くなったするから、まずはそれを防ぎたい。そのために練習やトレーニングをしなければならないのか、そのために試合をこなさなければならないのかまだわからない」と語り、その状況次第で今後を検討すると語った。



■全豪オープン2022
日程/2022年1月17日(月)〜30日(日)
開催地/オーストラリア・メルボルン:メルボルンパーク
賞金総額/7,500万豪ドル(約62.7億円)
男女シングルス優勝賞金/440万豪ドル(約3.7億円)
サーフェス/ハード
試合球/「ダンロップオーストラリアンオープン」

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