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2022.02.28

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ルブレフ、2週連続優勝もメンタル面に課題「バランスをとる必要がある」[ドバイ・デューティー・フリー・テニス選手権]

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ルブレフ、快進撃のベセリー下しツアー10勝目

現地2月26日、「ドバイ・デューティー・フリー・テニス選手権」(アラブ首長国連邦・ドバイ/ATP500)シングルス決勝が行われ、第2シードのアンドレイ・ルブレフ(ロシア/世界ランク7位)は、予選から快進撃を続けてきたイジ・ベセリー(チェコ/同123位)を6-3、6-4で下し、先週のATP250マルセイユ大会に続いて、2週連続でタイトルを獲得した。

【動画】ルブレフの豪打が炸裂! 決勝ハイライト

今大会、2回戦のクォン・スンウー(韓国/同60位)戦から3試合連続で逆転勝ちを収めて、決勝進出を果たしたルブレフ。

この日は、予選から勝ち上がり、準々決勝でノバク・ジョコビッチ(セルビア/同1位)、準決勝でデニス・シャポバロフ(カナダ/同14位)など、4人のトップ30から勝利を挙げ、2020年2月のATP250プネー大会以来、約2年ぶりの決勝となったベセリーと対戦。

試合は、ルブレフが第4ゲームでブレークに成功し、サービスゲームで2ポイントしか落とさず、第1セットを先取。さらに、第2セットでも攻撃的なテニスを展開し、第1ゲームでブレークに成功して、ベセリーにチャンスがないように思われた。

だが、3-2で迎えたルブレフのサービスゲームでネットに当たって入ったサーブにもかかわらず、プレーが続行。ポイントを落とし、ルブレフは抗議したがやり直しはされず、4度目のブレークポイントをものにされ、3-3と追いつかれた。

いら立ちを見せ、警告も受けたルブレフだったが、次ゲームではベセリーにミスが出て、再びブレークに成功。そのままリードを保ち、ツアー通算10勝目を挙げた。

試合後、2週連続優勝を飾ったルブレフは「疲れているけど、とても幸せな気分だよ。今日はラッキーだった。だからチャンピオンになれてうれしい」とコメント。

第2セット第6ゲームでの判定ミスについては、会見で「すべてをコントロールしていたからこそ、イライラを爆発させてしまった自分がバカだったと言い聞かせたよ。この時に何もしなかったら、集中を保って試合に勝てたと思うんだ。なのに、感情が出て、1回また1回とミスを重ねた」と反省。それでも、「忘れてプレーを続けろ。試合はコントロールできているんだからもう1度やればいい」と、気持ちを落ち着かせて戦えたという。

だが、この不安定なメンタル面こそが、まだ経験したことのないグランドスラム準決勝やトップ3を超えるために必要な課題だともした。

「時々、すごく何かを求めてしまい、それを感情的にコントロールすることができない。だから、もっと安定するようにバランスをとる必要がある。そうすればマスターズやグランドスラムで上位に食い込むチャンスも出てくるんだ。メンタルはコーチどうこうということではない。自分が望まないのであれば、変えることはできない。メンタル面の改善方法に秘密はないよ」と、自ら意識しながら改善していきたいと語った。

【動画】ルブレフの豪打が炸裂! 決勝ハイライト


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