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2022.04.25

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ジョコビッチ、今季初の決勝も連戦の疲れでガス欠「エネルギーを失った」[セルビア・オープン]

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ジョコビッチ、ルブレフに敗れ今季初タイトルを逃す

現地4月24日、「セルビア・オープン」(セルビア・ベオグラード/ATP250)シングルス決勝が行われ、第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア/世界ランク1位)は、第2シードのアンドレイ・ルブレフ(同8位)に2-6、7-6(4)、0-6で敗れ、母国大会での今季初優勝を逃した。

【動画】ジョコビッチ、フルセットに持ち込むもガス欠…ルブレフが今季3勝目 マッチハイライト

今季3大会目となったジョコビッチは、今大会は2回戦から登場。ラスロ・ジェレ(セルビア/同50位)やミオミール・ケツマノビッチ(セルビア/同38位)、カレン・カチャノフ(同26位)に対し、第1セットを落としながらも逆転勝ちで決勝進出を果たしていた。

この日の試合もルブレフの強烈なショットに苦戦。第1セット、第5ゲームをラブゲームでブレークされたジョコビッチは、ルブレフのストロークを打開できず、第7ゲームでもサービスゲームを破られて2-6でセットを落とす。

続く第2セット、第2ゲームでジョコビッチはストロークに弾道の変化、的確なショットコントロールを見せて、先にブレークに成功する。だが、このリードを守り切れないのが今のジョコビッチ。直後のゲームでミスが重なり、すぐさまルブレフがブレークバックされた。

その後、互いにサービスキープし突入したタイブレークではルブレフを上回る4度のミニブレークに成功。セットを奪い返したが、ジョコビッチの体力もここまでだった。

最終セット、第1ゲームでのチャンスを逃し、ルブレフにサービスキープされると、3度のブレークを許して最終セットは1ゲームも奪えず。ルブレフが、フルセットの戦いを制し、ATP250マルセイユ大会、ATP500ドバイ大会に続いて、今季ツアー3勝目を挙げた。ジョコビッチは今季初の決勝進出となったが、母国大会でタイトルを獲得することはできなかった。

試合後、ジョコビッチは「最終セットでエネルギーを失って、良い戦いができなかったのは残念だ。でも、この決勝戦はポジティブに捉えているよ。アンドレイ(ルブレフ)のタイトルを祝福したい。彼は良い1週間を過ごしたし、トップ選手であることには理由がある」と、決勝までにフルセットマッチを3試合こなし、エネルギーが残っていなかったとコメント。

それでも「少なくともモンテカルロ1回戦で起こったようなことではなく、4試合目で疲れが襲ってきた。パリ(全仏オープン)は、僕の目標だし、それまでに準備万端にしておきたい」と、次なる目標に向けてトレーニングを積み重ねたいとした。

※ランキングは4月18日付のもの

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