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2022.07.11

選手情報

第3セットもジョコビッチが奪取、大会4連覇に王手[ウィンブルドン]

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ジョコビッチが大会4連覇に王手をかける

ウィンブルドン大会最終日となる7月10日、男子シングルス決勝が行われ、第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア/世界ランク3位)とニック・キリオス(オーストラリア/同40位)が対戦。セットカウント1-1で迎えた第3セットをジョコビッチが6-4で奪い、優勝まであと1セットとした。


【動画】第3セットも奪ったジョコビッチのシャウト!


第1セットを6-4で奪ったキリオスだが、第2セットはジョコビッチが高い集中力を維持して6-3で奪い返す。一進一退の攻防の中、流れを引き寄せて勝利まであと1セットとしたのはジョコビッチだった。

第2セット終盤の3-5で4本のブレークポイントをものにできなかったキリオス。セット間には陣営に向かってフラストレーションを爆発させる。

一方のジョコビッチは冷静。準々決勝、準決勝で逆転勝ちをした時のように、ショットの質を上げてきた。第3セットでもジョコビッチが堅い守備と多彩な球種を使って、キリオスを揺さぶっていく。キリオスはジョコビッチのプレッシャーに加え、観客からの声にイライラを募らせたが、ピンチをサーブでしのいでいく。

互いにサービスキープが続き4-4で迎えた第9ゲーム、キリオスはサーブポイントで40-0としたものの、ラリー戦でジョコビッチ連続ポイント。デュースになると、キリオスが痛恨のダブルフォールトでチャンスがジョコビッチに訪れ、続くポイントでキリオスのバックハンドがネットに。

ジョコビッチがリードを奪い、サービング・フォー・ザ・セットとなった第10ゲームをキープし、6-4で第3セットを奪い、勝利まであと1セットとした。

両者の対戦成績は、2勝0敗でキリオスが勝ち越し。2017年の2戦でジョコビッチは1セットも奪うことができていない。今回の対戦は5年4ヵ月ぶり。

ウィンブルドンで過去6度の優勝を誇るジョコビッチが優勝すれば、大会4連覇となり通算21度目のグランドスラム優勝。

一方、キリオスにとってシングルスで初めてのグランドスラム決勝の舞台。2002年大会のレイトン・ヒューイット以来となるオーストラリア選手の優勝を狙う。タイトル獲得となれば、ジョコビッチやロジャー・フェデラー(スイス)、ラファエル・ナダル(スペイン)、アンディ・マレー(イギリス)らが支配してきたウィンブルドンで20年ぶりにBIG4以外の優勝者となる。




■ウィンブルドン2022 [THE CHAMPIONSHIP WIMBLEDON]
・大会日程/2022年6月27日(月)〜7月10日(日)
・開催地/イギリス・ウィンブルドン:オールイングランド・ローンテニス・アンド・クローケー・クラブ(時差8時間)
・賞金総額/4035万ポンド(66億6160万円)
・男女シングルス優勝賞金/200万ポンド(3億3030万円)
・サーフェス/グラス(芝)コート
・TV中継・放送予定/WOWOW、NHK

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