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2022.09.30

選手情報

ジョコビッチ、「戦いの感覚が恋しかった」と快勝で8強入り! 20分以上に及ぶゲームに「人生で一番長いゲームに感じた」[テルアビブ・ウォーターゲン・オープン]

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Photo by Getty Images

ジョコビッチ「常に完璧なプレーを追求していて、それが原動力」

現地9月29日、「テルアビブ・ウォーターゲン・オープン」 (イスラエル・テルアビブ/ATP250)シングルス2回戦が行われ、第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア/世界ランク7位)は、パブロ・アンドゥハル(スペイン/同115位)を6-0、6-3で下し、ベスト8入りを決めた。

【動画】ジョコビッチ、体勢崩されるも絶妙なドロップボレー&マッチハイライト

先週、ロジャー・フェデラー(スイス)の引退試合ともなった「レーバーカップ」(イギリス・ロンドン)で3試合に出場したジョコビッチは、今大会1回戦が免除されており、この日が初戦。2012年3月以来となるアンドゥハルとの対戦となったが、試合開始からテンポの速いラリーで圧倒し、一気に6ゲームを奪って第1セットを先取する。

続く第2セット、第2ゲームで5度のブレークポイントを握ったジョコビッチだが、観客の後押しを受けたアンドゥハルが、22分にも及ぶゲームを取り切って初めてサービスキープ。この試合一番の盛り上がりを見せた。

これで勢いが出たアンドゥハルが息を吹き返したように見えたが、ジョコビッチも落ち着いたプレーを続けると、第8ゲームでワンチャンスをものにしてブレーク。サービング・フォー・ザ・セットとなった第9ゲームもきっちりキープして、ブレークポイントをすら握らせず、快勝で8強入りを決めた。

大会公式サイトにジョコビッチのコメントが掲載。20分以上に及んだ第2セット第2ゲームについて、「あのゲームは何度のデュースがあったかわからないけど(実際には11度)、人生で一番長いゲームに感じたね。限界だと感じていたよ。もし僕があのゲームを取っていたら、彼は自分のゲームを高めていなかっただろう。僕が取りきれなかったことで、勢いを取り戻し、観客の応援もあって彼の力になったんだ。4-3でブレークするまで激しい戦いになったよ。テルアビブの人たちが温かく迎えてくれたことに感謝したいし、ここにいられて幸せだ」とコメント。

また、「常に改善できることがある。トップ選手は、常に完璧なプレーを追求していて、それが僕たちの原動力でもある。今日は、最初の7、8ゲームは高いレベルでプレーできたと思うし、多くのポジティブな要素を手にすることができた。約3ヵ月間、試合をしていなかったから久しぶりだったし、この戦いの感覚が恋しかった」と、レーバーカップとはまた異なる競争心を味わえたことを喜んだ。

準々決勝では、ヴァセック・ポスピシル(カナダ/同149位)と対戦する。

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