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2022.12.13

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引退したバーティ、母国で最も優れたテニス選手に贈られるニューカム・メダルを獲得。受賞逃したキリオスは不満げ

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Photo by Getty Images

バーティ、史上最多5度目のニューカム・メダル獲得

12月12日、今年3月に現役を退いた元女子世界ランク1位のアシュリー・バーティが、オーストラリアの最も優れたテニス選手に贈られるニューカム・メダルを獲得。史上最多5度目の受賞となった。

【動画】バーティとシフィオンテクの新旧女王の最後の対戦 マッチハイライト

26歳のバーティは、今シーズン初戦となった「アデレード国際」で単複制覇を果たすと、続く全豪オープンでは地元選手として44年ぶりにシングルスタイトルを獲得。女王として、シーズン最高の滑り出しを決めた。だが、3月初旬の「BNPパリバ・オープン」(アメリカ・インディアンウェルズ)を欠場すると、その3週間後に突如引退を発表。

「肉体的にも感情的にも頂点に挑戦するために必要なものはない。もう限界」と述べ、「テニスが私に与えてくれたものすべてに感謝しているわ。テニスは、私に夢とそれ以上のものを与えてくれた。でも、私はテニスを離れ、他の夢を追いかける。そう、ラケットを置くべき時が来た」と、第2の人生を歩むことを決断。2022年は無敗、世界ランク1位のままコートを去った。

今回、バーティが受賞したニューカム・メダルは、グランドスラムを通算7度制したオーストラリアのレジェンド、ジョン・ニューカムの功績を称え名づけられたもの。毎年オーストラリアで最も優れたテニス選手に贈られており、バーティは2017年から5回連続での受賞となった(2020年は開催されず)。

バーティは、「この美しいスポーツのためにできることをすべてやり遂げ、それが夢以上のものになったことをとても誇らしく思っている」と満足のいくキャリアを終えられたとコメント。コーチを務めたクレイグ・ティザー氏や夫のギャリー氏などサポートしてくれた周囲にも感謝した。

一方で、バーティとともにニューカム・メダルにノミネートされていた男子世界ランク22位のニック・キリオスは、自身のインスタグラムのストーリーズで「笑っちゃうよ。まったく尊敬できない。もうどうでもいい」と不満を示した。

キリオスは、今年の全豪オープン男子ダブルスで同胞のタナシ・コキナキスとともにグランドスラム初制覇すると、シングルスではウィンブルドンで準優勝。バーティよりも獲得タイトル数、マッチ勝利数ともに良い成績を残していた。


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