2022.12.12

国内大会最大の優勝賞金1000万円をかけた「SBCドリームテニスツアー」。男子は清水悠太、女子は桑田寛子が優勝

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男子は清水悠太、女子は桑田寛子が優勝賞金1000万円を獲得

国内大会では最大の優勝賞金となる1000万円をかけた「SBCドリームテニスツアー」ファイナルラウンドが12月10～11日に東京・有明で行われ、男子は清水悠太(三菱電機)、女子は桑田寛子(島津製作所)が優勝を果たした。

【画像】「SBCドリームテニスツアー」決勝トーナメント試合結果

今大会は、4ゲーム先取のショートセットやノーアドバンテージという試合形式で行われ、6月にファーストラウンド、8月にセカンドラウンドが実施。独自のポイント制度で男女上位6名を選出し、JTAランキングの上位選手やワイルドカード(主催者推薦)などを加えた男女各16名ずつでファイナルラウンドが行われた。

男子決勝は、今年ツアー2勝目を挙げて世界ランク36位の西岡良仁(ミキハウス)と、予選から1セットも落とすことなく勝ち進んだ清水のカードに。第1セットをタイブレークの末に落とした清水だったが、ショットの精度が落ちた西岡の隙を突いて第2セットを4-0で奪い返すと、ファイナルセットの10ポイントタイブレークの接戦をものにして優勝を飾った。

試合後、「憧れの西岡選手とできるということで勉強させてもらうつもりで試合に臨んだ。まさか勝てるとは」と振り返った清水。「(西岡)良仁くんも本調子ではなかったとはいえ勝つことができて良かった」と優勝の喜びを語った。

また、世界のトップで戦う選手を目の当たりにし、自身の通用するところ、改善するところを確認し「まだまだ上に行けるんじゃないかと思えるような試合だった」と手応えをつかんだ試合になったとした。

一方、ツアー終了からまだ本格的なトレーニングができておらず調子を上げ切れていない中での大会となった西岡。フィジカル面できつかったとしながらも、「思った以上に彼もアグレッシブで、大事なポイントでいいプレーを続けていたので、クオリティーがとても高いテニスだった」と相手の清水を称えた。

女子決勝では、桑田がファーストラウンド優勝者の荒川晴菜(アオヤマスポーツ)と対戦。第1セットを4-0と奪った桑田は、その後も荒川のリズムを変えるプレーにも対応し、第2セットを5-3で取りきって優勝を果たした。

「まさか優勝できるとは」と語った桑田は、「1000万円を獲りたくて出場していたら勝てていない」と述べ、「無心で自分のことに徹することができたのがつながった」と優勝を噛み締めた。

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Photo by Tennis Classic

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