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2023.01.27

選手情報

世界4位チチパス、世界20位を下し2021年全仏以来2度目のグランドスラム決勝へ [全豪オープン]

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チチパスが2021年全仏以来2度目のグランドスラム決勝進出

1月27日、「全豪オープン」男子シングルス準決勝が行われ、第3シードのステファノス・チチパス(ギリシャ/世界ランク4位)が、第18シードのカレン・カチャノフ(同20位)を7-6(2)、6-4、6(6)-7、6-3で下し、2021年の全仏オープン以来2度目のグランドスラム決勝進出を果たした。

【動画】チチパス、全豪オープンで初の決勝進出! マッチハイライト

チチパスは、全豪オープンに過去5度出場しており、3度のベスト4入りを果たしているものの、あと一歩及ばず決勝に進むことができていない。それでも準々決勝後には「自分のテニスは調子良い。こんなに良いのは久しぶりだ。ただ試合に臨み、プレーするだけだ」と手応えを感じているとし、2021年の全仏オープン以来、2度目の決勝を懸けて、直接対決で5勝0敗と相性の良いカチャノフとの準決勝を迎えた。

第1セットでは、チチパスが攻守にわたって高いレベルを見せて2度リードを奪う。だが、その次ゲームでカチャノフも気落ちすることなく応戦。チチパスはリードを守り切れず、カチャノフにブレークバックを許してしまう。それでも、タイブレークではコート深くへコントロールされたストロークでカチャノフを苦しめ、チチパスが5連続ポイントでリードを広げて、7-6(2)で大事な第1セットを奪った。

続く第2セットも互いにサービスキープが続く拮抗した戦いに。その中でも4-4の第9ゲームでカチャノフのスマッシュを守り切ったチチパスがブレークポイントを握ると、このチャンスを生かしきってブレークに成功。第1セットとは異なり、サービング・フォー・ザ・セットとなった第10ゲームをしっかりキープして、第2セットもチチパスが奪った。

2セットを奪って流れに乗るチチパスだったが、カチャノフも粘り強くプレー。チチパスのサービング・フォー・ザ・マッチとなった第10ゲームをブレークすると、タイブレークでも2本のマッチポイントをしのいで第3セットを奪われたが、第4セットでは序盤のリードを守り切って2度目のグランドスラム進出を果たした。

決勝では、第4シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア/同5位)とトミー・ポール(アメリカ/同35位)の勝者と対戦する。

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写真=田沼武男 Photos by Takeo Tanuma