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2023.01.27

選手情報

ジョコビッチ、10度目の全豪制覇へ決勝進出! 世界1位奪還、グランドスラム通算22勝目まであと1勝[全豪オープン]

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ジョコビッチが決勝へ! 世界1位の座を懸けてチチパスと対戦

1月27日、「全豪オープン」男子シングルス準決勝が行われ、第4シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア/世界ランク5位)が、ノーシードから勝ち上がったトミー・ポール(アメリカ/同35位)を7-5、6-1、6-2で下し、オープン化以降歴代最長となる同大会27連勝。10度目のタイトルに王手をかけた。

【動画】ジョコビッチ、10度目の全豪オープン制覇にあと1勝! 準決勝マッチハイライト

今大会前哨戦の「アデレード国際1」(オーストラリア・アデレード/ATP250)でツアー通算92勝目を挙げたジョコビッチは、左太ももを痛めながらも今大会10度目のベスト4に進出。失セットはわずか1と試合を重ねるごとに調子を上げ、ノーシードのポールとの対戦を迎えた。

第1セット、ジョコビッチは立ち上がりの第1ゲームでブレークポイントをしのぐと第2、第6ゲームとブレークし5-1とする。だが、突如ストロークが乱れて2ブレークを許し、ジョコビッチは自らリードを失ってしまう。

一気にポールに流れが傾いたかに見えたが、それでもグランドスラムを21度制し、数々の窮地を脱してきた経験豊富なジョコビッチの立て直しは早い。3本のサーブポイントと短い時間で第11ゲームをラブゲームでキープすると、続く第12ゲームでポールのミス引き出しブレーク。7-5で第1セットを奪った。

ベンチに戻ってもガッツポーズを作り続けるジョコビッチは、セルビアファンからの声援を受け、第2セット開始からポールを圧倒。一気に5ゲーム連取して6-1でセットを奪うと、第3セットも粘り強く返球してくるポールを前後左右に揺さぶり、4-0に。スコアが開き、より冷静さが増したジョコビッチは、着実にポイントを奪って6-2。全豪オープンでは、2000年から2004年大会で記録したアンドレ・アガシ氏の26連勝を抜いて歴代最長となるマッチ27連勝を記録し、大会10度目のタイトルにあと1勝とした。

決勝では、第3シードのステファノス・チチパス(ギリシャ/同4位)と対戦。両者の対戦成績10勝2敗でジョコビッチが勝ち越しており、2020年2月から9連勝中。この試合の勝者が世界ランク1位なることとなる。

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写真=田沼武男 Photos by Takeo Tanuma