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2023.08.09

選手情報

2児の母として現役復帰を果たした元世界1位のウォズニアッキが約3年半ぶりにツアー勝利「大観衆の前でプレーできて楽しかった」

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Photo by Getty Images

元世界1位のウォズニアッキ、約3年半ぶりにツアー白星


現地8月8日、「ナショナルバンク・オープン」(カナダ・モントリオール/WTA1000)シングルス1回戦が行われ、約3年半ぶりに現役復帰を果たした元世界ランク1位のキャロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)が、予選勝者のキンバリー・ビレル(オーストラリア/世界ランク115位)を6-2、6-2で下し、復帰戦を白星で飾った。

【動画】元世界1位のウォズニアッキが3年半ぶりの復帰戦で白星 マッチハイライト

33歳のウォズニアッキは、2020年の全豪オープン3回戦で当時世界ランク78位のオンス・ジャバー(チュニジア)に敗戦。関節リウマチを患ったことや2019年に結婚した元NBA選手のデビッド・リーさんら家族との時間を優先するため、この試合を最後に現役を退いた。

だが、今年6月末に「夢を追い求めることができると子供たちに見せたい。今がその時だと決めた」と現役復帰を発表。2児の母となり、ワイルドカード(主催者推薦)で今大会の出場を果たした。

約3年半ぶりの復帰戦となった初戦では、世界ランク115位のビレルに対し、第1セットで4度のブレークに成功。6-2で第1セットを奪うと、続く第2セットも2-2から4ゲームを連取し、快勝で復帰戦を白星で飾った。

試合後、ウォズニアッキは「うれしいわ。ちょっと疲れたけどね。ただ、再びセンターコートの大観衆の前でプレーできて楽しかった。3年半ぶりの試合で勝てたことも感激している」とコメント。長いラリー戦もあり、体力的にタフな場面もあったが「試合は明らかに違う。練習で再現することはできない」としながらも、最後まで戦い抜き「体力が維持できたことに満足している」とした。

2回戦では、7月にウィンブルドンを制したばかりの第9シード、マルケタ・ボンドロウソワ(チェコ/同10位)と対戦。「ウィンブルドンでは信じられないほどのプレーをしていた。タフな相手であることは明らか。レフティーと対戦するのも簡単じゃない。でも、失うものは何もない」と挑戦者として臨みたいと語った。

ツアー通算30度の優勝を誇るウォズニアッキは、2010年10月にデンマーク人選手として初めて世界ランク1位にたつと、その後71週にわたって1位をキープ。その後も上位を維持したが、グランドスラムとは縁がなく“無冠の女王”とも呼ばれた。だが、グランドスラム43度目の出場となった2018年の全豪オープンで悲願の初優勝。6年ぶりに世界ランク1位となった。


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