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2023.08.23

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18歳以下男子単は大岐優斗、女子単は小山ほのりがタイトルを奪取[ユニクロ全日本ジュニアテニス選手権]

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男子単は大岐優斗、女子単は小山ほのりが制覇


8月22日、「ユニクロ全日本ジュニアテニス選手権2023」(東京都江東区・有明テニスの森公園テニスコート)の18歳以下男女単複決勝が行われた。

【画像】「ユニクロ全日本ジュニアテニス選手権2023」18歳以下の単複組み合わせ

大会ディレクターに元世界ランク32位の奈良くるみを迎え、1999年以来24年ぶりに東京・有明に帰ってきた今大会。

男子シングルスは、第1シードの富田悠太(ノア・テニスアカデミー神戸垂水)と第2シードの大岐優斗(佐土原高校)の上位シードの決勝に。大岐が富田の勢いを抑えて6-3、6-4で下し、高校総体(インターハイ)に続いてタイトルを獲得した。

「大事なポイントを取れたということと自分のサービスゲームを安定してキープし続けられた」と勝因を語った大岐。第2セットでは富田の果敢な攻撃が見られたが、それも「ニューボールに変わるタイミングで深く、回転をかけてというのを意識したら相手を押せることができ、一気に流れを変えることができた」とストレートで試合を終わらせた。

1日に始まったインターハイで計17試合、そして今大会でもダブルス2試合、シングルス6試合というタフな日程を戦い抜き悲願の全日本ジュニアのタイトルを奪取。「優勝できてうれしいです。外でやる時は暑くてきつかったですけど、インドアでやる時もあって涼しい中でもできたので何とか最後までできた。全国大会で優勝することが目標だった」と喜びを語った。

女子シングルス決勝は、小山ほのり(松陰兵庫高)と中島莉良(岡山学芸館高校)のノーシード対決。競った展開の第1セットを制した小山が、第2セットでは一気に6ゲームを連取し、7-5、6-0で中島を下し全日本ジュニア初優勝を果たした。

昨年末には左足首の靭帯断裂で2ヵ月ほどテニスができない日々が続いた小山。「周りの子は練習をして置いてけぼりにされるんじゃないか、左足が細くなっているのが辛かった」と不安があったという。そんな時、現ビリー・ジーン・キング・カップ代表キャプテンの杉山愛さんに言われた「自分を受け止める」ことに救われ、「今できる最大限のことを毎日やるようになったらおのずと結果も出た」と調子を上げた。

今大会でも過去に3回戦以上を戦ったことはなかったが、目の前のプレーに集中。第1セットではリードを許しながらも、巻き返してタイトルを獲得し、「応援が力になって、自分を信じて最後までやり切れたのでいい結果で終われた」と、優勝が決まるとコートに倒れ込んで応援してくれる人たちとともに涙を流した。

なお、男子ダブルスは本山知苑/水野惺矢(ともに四日市工業高校)、女子ダブルスは中島莉良/岸本聖奈(ともに岡山学芸館高校)が制している。

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Photo by Tennis Classic