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2023.10.13

選手情報

「ピンクリボンレディーステニス大会by Admiral全国決勝大会」節目の第20回大会で三重が初優勝

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初優勝した三重チーム。写真左から阿部洋子、佐藤知香、水谷有希、水谷晴香

「ピンクリボンレディーステニス大会」第20回記念大会は三重が初優勝


10月12日、日本女子テニス連盟が主催する「ピンクリボンレディーステニス大会 by Admiral 全国決勝大会」(神奈川・荏原湘南スポーツセンター)の決勝が行われ、大接戦の末に三重が初優勝を果たした。

【画像】第20回「ピンクリボンレディーステニス大会プレー&表彰式写真

乳がんの早期発見、早期治療を目指すピンクリボン運動を推進するとともに、女性の目標となる全国規模のトーナメントを開催することで女子テニス界の繫栄と活性化を図ることを目的に、2003年にスタートした同大会。今年で第20回大会の節目を迎えた。

1チームは、各都道府県大会で行われた一般の部と55歳以上の部のダブルスで優勝した2ペア(計4人)によって構成され、すべてダブルスの団体戦。1勝1敗の場合は、一般と55歳以上の部から1名ずつを選出したペアで第3試合を実施され、10ポイントのタイブレークで勝敗を決する。

大会2日目となった12日は準々決勝から行われ、三重、東京、大阪、京都がベスト4に勝ち上がると、準決勝では三重が東京に2-1、京都が大阪に2-1で勝利し決勝進出を決めた。

三重と京都、どちらが勝っても初優勝となる決勝も大接戦。一般の部では三重の水谷晴香/水谷有希の姉妹が京都の村田美香/新見昌子を8-2で下して先勝するも、55歳以上の部では京都の堤千秋/佐野千夏が三重の佐藤知香/阿部洋子を8-3で下し1勝1敗となる。

10ポイントのタイブレークで決する第3試合では、3-0と先行した三重だが京都に7連続ポイントを許して挽回されてしまう。それでも三重の水谷有希の粘り、佐藤知香のネット際での勝負強さが光った。相手にもマッチポイントを握られる場面もあったが、大接戦の末に11-9で勝利し三重が初優勝を果たした。

全国決勝大会で負けなしのダブルスを戦ったキャプテンの水谷晴香は、「去年の準優勝を上回る結果を残せてうれしい」と満面の笑みをこぼせば、パートナーの水谷有希は最後の10ポイントのタイブレークも戦ってチームを優勝に導き、「最後は緊張しました。3-7になった時はもう厳しいなと思ったけど、諦めずに頑張って勝つことができたので良かった」と喜びをあらわに。佐藤知香/阿部洋子のペアも「一般の部の2人のおかげ。感謝しかないです。楽しい団体戦でした」と謙遜しながらも優勝の喜びに浸った。

なお、大会初日の11日にはマンモグラフィー検診車が派遣され57人が、先月行われた「東レ パン パシフィック オープン」(東京・有明/WTA500)でも49人が受診した。

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Photo by Tennis Classic