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2024.04.02

選手情報

“ドラゴンショット”伊藤竜馬が今季限りの現役引退を表明「全日本選手権で上位に行けるように」

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元世界60位の伊藤竜馬が現役引退を表明


4月1日、元世界ランク60位の伊藤竜馬(興洋海運)が自身のインスタグラムを更新。今季限りで現役を退くことを発表した。

【画像】伊藤竜馬、自身のSNSで今季限りの引退表明

三重県出身、35歳の伊藤は9歳でテニスを始め、ジュニア時代から全国大会で上位の成績を残すと強豪校の長尾谷高校在学中である2006年にプロ転向。下部ツアーで着実に力をつけてランキングを上げると、2012年はすべてのグランドスラム本戦に出場するとともに、ロンドン五輪にも出場。10月には自己最高ランキングとなる60位を記録している。

最大の魅力は“ドラゴンショット”と呼ばれるフォアハンドで、ほぼフラットに近いボールをピンポイントで相手コートに突き刺すボールは迫力満点。2015年のジャパンオープンでは当時世界ランク4位のスタン・ワウリンカ(スイス)を撃破している。

自身のインスタグラムで伊藤は、「今シーズンを持ちまして選手生活に終止符を打ち引退する事を決断をいたしました。沢山の想いがありますが、まずはご報告させていただきます」と現役引退を明らかに。

「18歳の冬からプロになりそこから目標に向かって18年間戦い続けてきました! 今はとにかく最後の目標に向けて努力していきます!目標は全日本選手権で上位に行けるように身体をフィットさせて戦う事!!!そして、出られる大会を全力で頑張り全力で楽しみ現役を終えること!大好きで始めたテニスを最後まで楽しみたいと思います!今後とも応援よろしくお願いいたします。最後の大会はまたご報告いたします」と綴り、2013年と2018年に制している「第99回 全日本テニス選手権」(東京・有明/10月5~13日)にピークを持っていきたいとした。

また、昨年は選手活動に加えて、「木下グループジャパンオープン」で活躍した望月慎太郎(木下グループ/同137位)をコーチとしてサポート。今季も望月の帯同があり、「もちろんコーチとしても慎太郎と全力で駆け抜けていきます!」と二足のわらじを履いていくとしている。

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写真=田沼武男 Photos by Takeo Tanuma

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