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2024.04.05

大会情報

女子テニスの最終戦がサウジアラビアで開催決定。賞金総額は史上最高額の約23億円

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Photo by Getty Images

2024~2026年のWTAファイナルズ開催地にサウジアラビア・リヤドが決定


4月4日、WTAは女子ツアー最終戦「WTAファイナルズ」の開催地についてサウジアラビア・テニス連盟と新たな合意をしたと発表。2024年から2026年までの3年間をサウジアラビアのリヤドで行うこととなった。

【動画】メキシコ・カンクンで開催されたWTAファイナルズ2023の決勝ハイライト

女子テニスの1年を締めくくるツアー最終戦は、年間獲得ポイントの上位8名(ダブルスは8組)に出場権が与えられ、昨年はメキシコ・カンクンで開催。今年は11月2日から9日まで行われる予定となっている。

WTAはいくつかの開催地が候補にあったとしながらも、選手とファンのための大会を開く資金力があることや賞金額アップを求めるWTAの考えを支持すること、WTAファイナルズを長期的に成長させる熱量など、さまざまな観点から検討。サウジアラビア・テニス連盟との合意に至ったという。これにより、WTAファイナルズの賞金額は過去最高額に。昨年の約13億6000万円(900万ドル)に対し、今年は約23億円(1525万ドル)となり、2025、2026年はさらに増加するとしている。

今回のWTAファイナルズ開催地決定までに、女子テニスの一時代を築いたマルチナ・ナブラチロワやクリス・エバートらのレジェンドからは反発を受けた。WTAが設立時から大事にしてきた女性の権利や平等を価値観の異なるサウジアラビアで実現できるのかと。「進歩はなく、大幅な後退」とまで言われた。

サウジアラビアのスポーツ連盟で初めて女性で会長に選出されたサウジアラビア・テニス連盟のアリジ・ムタバガニ会長は、「WTAファイナルの開催は、サウジアラビアにおけるテニスの未来、そしてスポーツ全般、特に若い女の子たちの成長にとって、非常に大きな意味を持つ。私たちは、将来世代のプレーヤーにインスピレーションを与えることに重点を置いています。彼女たちに『自分もセンターコートに立つ権利がある』と信じられるようにしたいのです」と綴り、この大会を通じて若い女の子たちの夢を後押ししたいとした。

また、WTA会長兼CEOのスティーブ・サイモン氏は「WTAファイナルズをリヤドで開催することは、我々にとってエキサイティングな新しい機会であり、グローバルで包括的なスポーツとしての女子テニスの長期的な成長にとって前向きな一歩。サウジアラビア・テニス連盟が、このスポーツをあらゆるレベルで成長させようとする姿勢に感銘を受け、2024~2026年のシーズンのフィナーレとして、リヤドで開催されるワールドクラスのイベントを選手とファンが楽しみにしている」と、今回の契約が女子テニスの成長の一端をなしてくれると期待した。

すでにゴルフやサッカー、F1、格闘技などのスポーツに力を入れて存在感を示しているサウジアラビア。テニスにおいても近年ではイベントが次々と開催されており、昨年末の「Next Gen ATPファイナルズ」もサウジアラビア・ジッダで行われた。今年2月には、世界最大のサウジアラビア政府系ファンド「PIF」(パブリック・インベストメント・ファンド)と男子プロテニス協会「ATP」が複数年での戦略的パートナーシップを締結。テニスの未来を長期にわたって高めていくために協力していくとしている。女子テニスを含めて今後のテニス界がより発展していくことを願うばかりだ。

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