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2024.04.24

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シナー、マスターズ大会で初めての第1シード「自分の成長した姿を見せたい」[マドリード・オープン]

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Photo by Getty Images

シナー「自分のレベルが上がっていることを示すいいチャンス」


現地4月23日、男子ツアー「ムチュア・マドリード・オープン」(スペイン・マドリード/ATPマスターズ1000)の大会前記者会見が行われ、優勝候補筆頭のヤニック・シナー(イタリア/世界ランク2位)が出席。「自分の成長した姿を見せたい」と語った。

【画像】西岡良仁、ダニエル太郎が出場「ムチュア・マドリード・オープン」シングルス組み合わせ

世界No.1のノバク・ジョコビッチ(セルビア)が出場を辞退した中、シナーはマスターズ1000で初の第1シード。今大会で1位になる可能性はないものの、優勝すればジョコビッチとの差はわずか330ポイントに迫る。5月8日から母国イタリア・ローマで開催される「BNLイタリア国際」で世界の頂に立つかもしれない。

シーズン開幕から16連勝を飾り、グランドスラム初優勝となった全豪オープンを含めてすでに3つのタイトルを獲得。マッチ25勝2敗と好調のシナーであれば可能性は十分にある。

それでも記者会見で自分が最高の選手か問われた時には、「答えるのは難しい。僕たちは常に今を見ている。いい時もあれば、そうでない時もある。ジョコビッチやアルカラスが成し遂げてきたことすべてと自分を比べることはできない。彼らを尊敬している。僕はただ自分のテニスをし、ベストを尽くす。そして何を成し遂げられるかを考えるだけ」と敬意を払った。

今は目の前にある試合を戦い、自身のレベルアップを図るだけ。「多くの試合に勝ってとてもポジティブな時間を過ごしている。もっとうまくなれるはずだし、そうならないといけない。新しいチャンスを求めているし、自分のレベルが上がっていることを示すいいチャンス。自分の成長した姿を見せたい」とモチベーションは高い。

今大会は主要なクレーコートの大会の中では標高が高い。その影響について「マドリードは標高が高いからボールが飛びやすく、スピードも速い。前は自分のレベルを見つけるのに苦労した」とこれまでの戦いで感じたところだと認めつつ、「自分のテニスを見つけることができれば、このコンディションにも適応できると思う」と試合までに調整したいと語った。

今大会は上位32シードが1回戦を免除。シナーは初戦でロレンツォ・ソネゴ(イタリア/同52位)と予選から勝ち上がったリシャール・ガスケ(フランス/同116位)の勝者と対戦する。

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