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2024.05.08

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ズベレフ、22年全仏を振り返り「あの思い出に違う結末をつけるため」とナダルとの再戦を熱望

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Photo by Getty Images

ズベレフ「最高の試合の一つだが、最悪の結末でもある」

男子ツアー「BNLイタリア国際」(イタリア・ローマ/ATPマスターズ1000)に第3シードとして出場するアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ/世界ランク5位)が大会前の記者会見に出席。「思い出に違う結末をつけるために、もう一度対戦したい」とラファエル・ナダル(スペイン/同305位)が引退する前の再戦を熱望した。

【動画】ズベレフが「最高の試合」と語る2022年全仏オープン準決勝ハイライト

同大会の2018年決勝で対戦しているナダルとの対戦成績で、ズベレフは3勝7敗。中でも最後の対戦となっている2022年の全仏オープン準決勝は、“赤土の王者”に勝るとも劣らないほどのプレーで「最高の試合だった」と本人も認める。しかし、その一方で悔しい気持ちがあるのも事実だ。

第1セットはタイブレークにもつれ、ズベレフが6-2とセットポイントを握ったものの、ナダルの反撃につかまり、6-7(8)で落とした。拮抗した試合は、その後も続き第2セット途中で3時間越え。だが、試合の終わりが突如訪れる。ズベレフは右足首を大きく捻ってしまい転倒。そのまま棄権となり、靭帯断裂の大怪我を負ったことで2022年シーズンを棒に振ってしまった。

ズベレフは、「あの試合については複雑な思い、感情がある。なぜなら、あの試合は僕のキャリアの中で最高の試合の一つだったが、最悪の結末でもあるから」と良い面でも悪い面でも印象に残る試合だという。

続けて、全仏オープンにおけるナダルの強さについて、「フィリップ・シャトリエは大きなコートでウィナーを打つのが難しい。あのコートでナダルと対戦することは、僕たちのスポーツにおいては最大の難関、最大の挑戦なんだ」とも語った。

そして、「あの思い出に違う結末をつけるために、もう一度対戦したいんだ。それは僕の心の中にあることで、決勝か準決勝といったビッグマッチでもう一度やりたい」と今年で引退を示唆しているナダルとの再戦を願った。

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