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2024.06.06

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17歳アンドレーワ、世界2位サバレンカを下して初のグランドスラム4強!「準決勝を戦うなんて思ってもみなかった」[全仏オープン]

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17歳アンドレーワが世界2位サバレンカを破る金星

現地6月5日、「全仏オープン」(フランス・パリ)女子シングルス準々決勝が行われ、17歳のミラ・アンドレーワ(世界ランク38位)が、第2シードのアリーナ・サバレンカ(同2位)を6-7(5)、6-4、6-4の逆転で下し、グランドスラムで初めての準決勝に進出を果たした。

【動画】アンドレーワがトップ5から初勝利! 世界2位サバレンカを破る マッチハイライト

17歳のアンドレーワは、昨年の全仏オープンで当時143位ながら予選を勝ち上がり3回戦に進むと、ウィンブルドンも予選から6連勝を飾って16強。トップ100の仲間入りを果たすと、今季も全豪オープンでも16強入りし、ツアーに本格的に出場し始めて1年で自己最高ランキング38位を記録している。

この日対戦したサバレンカとは、昨年と今年の全仏オープン前哨戦、WTA1000マドリードで対戦。今年は1-6、4-6のストレートで敗れている。

だが、この試合は第1セットをタイブレークで落としたものの、第2セットでは圧倒的なパワーで押し込んでくるサバレンカに対して、慌てることなくコースを突いてプレッシャーをかけていく。互いに2度ずつブレークして迎えたセット終盤で3度目のブレークに成功し、6-4でセットを奪い返した。

勝負の最終セットでも粘り強く返球していき、サバレンカのドロップショットにも豊富な運動量でカバー。第5ゲームで先にリードを許したが、直後にすぐさまブレークバックすると、5-4の第10ゲームでリードを奪って、逆転でグランドスラム初の4強へコマを進めた。

キャリアを通じて世界2位を破ったのは初めてのアンドレーワ。試合前は緊張していたと語り、この日の試合の目標は「マドリード以上のゲームを取ることだった」という。それでも、第1セットを落とした後は、できるだけ多くのポイントを取ることに専念。「この雰囲気を楽しんで、できる限りのプレーをしようという感じだった」と無心にボールを追ったことが勝ちにつながったとした。

「準決勝を戦うなんて思ってもみなかった」とアンドレーワにとってもサプライズ。17歳での準決勝進出は、1997年に16歳で全仏オープンと全米オープンで4強に進んだ元世界1位のマルチナ・ヒンギス氏以来、最年少となった、

準決勝では第12シードのジャスミン・パオリーニ(イタリア/同15位)と対戦。パオリーニは準々決勝で第4シードのエレナ・リバキナ(カザフスタン/同4位)を6-2、4-6、6-4のフルセットで下し、初めてのグランドスラム準決勝に進んでいる。

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写真=田沼武男 Photos by Takeo Tanuma